悪戯(fkr) ページ4
バチン。
突然、オフィスの照明が落ちる。
何事だ。
Aは。
俺は、感覚を頼りに、
Aのもとへ
移動しようとして。
やわらかい、感触に、阻まれた。
数秒間。
俺は完全に停止した。
ガチャリ、という音とともに、
勢いよく扉が開く。
離れていく、熱。
『すまん!
いつものくせで解錠しようとして………
ふたりとも、こんな時間までおつかれ。』
あぁ、
解錠と施錠の手順が同じだから、
一括で、電気が落とされたのか。
と、ぼんやり考える。
Aをちらりと見ると、
何食わぬ顔で、PCに向かっている。
『…っ』
一瞬、目が、合った。
………顔はまちがいなく、赤い。
伊沢、俺にはしばらく。
話しかけないでくれ。
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みゆ - うーん、全部の作品選べないくらい好きです!!! (6月4日 22時) (レス) @page33 id: 379497ea92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:345 | 作成日時:2022年10月14日 0時