.紫 ページ10
＜重岡side＞
神ちゃんの後をついて楽屋へと向かう。
ビルの中に入りエレベーターを待っていると、
聞き慣れた声が聞こえてきた。
�霤�｢おはよー｣
｢おはよ｣
神山｢お、お疲れ〜｣
�霤�｢神ちゃん今日ギター持ってきたん？｣
神山｢そう。空き時間に新曲進めたくて｣
�霤�｢ええなぁ、俺も持ってきたらよかった｣
何気ない会話がほっとする。
俺のことも気にかけてくれるけど、
必要以上に話しかけてこない。
�陲舛磴鵑離�ャラクターが愛される理由は
絶妙な距離感を保ってくれる優しさと視野の広さがあるからだ。
神山｢あ、俺飲みもん車に置いてきたかも。2人先上がっといて｣
エレベーターが来たタイミングで席を外す神ちゃん。
車降りる時にお茶をバッグに入れるとこ、見ててんけど。
宿題をクリアさせるための口実だと気づいたが、
神ちゃんは早々に駐車場の方向へ向かっていたので
諦めてエレベーターに乗り込む。
やばい、俺いつも何喋ってたっけ。
中身のない会話ばかりで思い出せず、
とりあえず言葉を絞り出す。
｢おう�霤�｣
我ながらひどい挨拶。
おはようならさっき言ったし、
緊張と朝イチのテンションで怒っているみたいだ。
�陲舛磴鵑楼貊峩辰い燭茲Δ妨�えたが、
すぐにノリを合わせてくれる。
�霤�｢よぉ、重岡｣
エレベーターのボタンを押してくれて扉が閉まる。
2人きりの空間に漂う�陲舛磴鵑瞭�いは懐かしさすら感じて、
随分とメンバーを避けていたことに気づく。
｢おい�霤�｣
�霤�｢なんやねん重岡｣
｢…元気しとったか？｣
3日前も一緒に仕事してたのに、変なことを聞いてしまった。
�霤�｢おう。めちゃくちゃ元気しとったわ笑
しげは今日調子どうや？｣
重岡｢…うん。ええ感じよ｣
�霤�｢そうか。やっぱ健康第一やんな｣
正直、仕事へのストレスからか耳鳴りはするし、
神ちゃんが用意してくれた朝飯も喉を通らず
胃の辺りがムカムカしていた。
でも最近ずっと抱えていた思いは軽くなった気がする。
�霤�｢もし元気なくなったら言いや？
しげの代わりはできへんけど、
笑かすくらいならできるから｣
誰よりも気づいてくれるやさしいひと。
｢�陲舛磴鵑砲鰐詰�やろ｣
照れくさくて毒づいたけど、自然と笑顔が零れる。
ええ奴やなぁ
�霤�｢ほな今日も頼んだで、重岡｣
エレベーターを降りる背中は幼い頃憧れた先輩のままで
今一緒にいる自分が誇らしかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 507人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜光(プロフ) - みささん» コメントありがとうございます！励みになります！ゆっくりですが完結できるよう頑張ります(ง •̀_•́)ง (2022年5月16日 12時) (
レス) id: 4599a482ed (このIDを非表示/違反報告)
みさ - 面白いです！更新待ってます！ (2022年5月14日 9時) (レス) id: 6097d6630f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夜光 | 作成日時：2022年5月3日 1時
