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33.妖笑 ページ38

白「つまり、七月の満月の夜にそのペンダントを持って海に行けばいいんだろう?」

白竜は腕を組んで得意げに口を開いた。…何だ、この温度差は。

黄「何で海なん?」

黄名子ちゃんが首を傾げて白竜に尋ねた。

白「水面、って言葉に注目しただけだ。お前そのくらいも分からないのか?」
黄「わ、分かるもーん!少し見抜けなかっただけやんね!」

黄名子ちゃんはムキになって頬を膨らませていた。か、可愛い…!

フ「そう?僕、Aも可愛いと思うけど。」

フ、フェイ!勝手に人の心読まないでよ!

影「でも…満月っていつなんですか?」
太「明日…じゃないかな?」

輝くんの質問に、太陽はすぐさま語尾に疑問符を付けて答える。

太「気象情報見てきたんだ。」

さっすが太陽!話が早い!

信「明日…ってことは天体観測の日だね!」
天「絶好のチャンスだよ!」

信助と天馬は盛り上がっていた。

フ「じゃあ明日、天体観測後に検証しようよ!」

賛成!私いっちばーん!
みんなも賛成して、明日の天体観測後に検証することにした。楽しみだなぁ〜!

葵「今9時20分か…。自由時間もそろそろ終了だし、部屋に戻りましょうか!」

葵の言葉にみんなは各自の部屋に戻って就寝準備をすることにした。ふあぁ〜…。確かに眠いや…。

天「ふふっ、寝かせないよ。」

てっ、天馬!?何で私が考えることが分かったの?

フ「早く部屋に戻ろうね!」

フェイはニコッと笑いかけてきたが、何か裏がありそうな笑顔だよ〜…。

葵「ごめんA!先に戻ってて!私、茜さんと水鳥さんに伝えないといけないことあって…。」

そ、そんな!私、一人!?

葵「ごめんねー!すぐ戻るから!」

えっ、えええええええ!?

「「さっ、行こうか。お楽しみはこれからだよ…!」」

漣室の男子が不敵な笑みを浮かべたのを私は見た。…こっ、怖い!

「あっ、葵!私も…!」

私は身の危険を感じ、葵に付いていこうとしたのだが…。

がしっ

剣城くんに腕を掴まれてしまった。い、痛い…。

剣「どこ行くんだ?」

剣城くんは妖笑しながら私を引き戻す。

「はぁい…戻ります…。」

もう…逃げたい…。為す術もなくて私は連行される。漣室に到着し、私は一番目に部屋に入らせられた。

バタンッ

扉が閉まり、誘惑の戦慄が奏でられる。

天「A、おいで!」

天馬は零すように優しく私の名を呼んだ。な、何を考えているんだこの変態は…。←

フ「だーめ!Aは僕の!」

ふ、ふふふふフェイ!?

34.暴走→←32.衝撃



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(プロフ) - 更新頑張ってください!応援してます! (2016年8月20日 15時) (レス) id: fe7fcc0a70 (このIDを非表示/違反報告)
はみぃ。(プロフ) - 影さん» はい!また閲覧してくれたら光栄です! (2016年8月19日 17時) (レス) id: ee3e9d6969 (このIDを非表示/違反報告)
はみぃ。(プロフ) - さあやさん» ありがとうございます! (2016年8月19日 17時) (レス) id: ee3e9d6969 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - これからも頑張ってください! (2016年8月19日 16時) (レス) id: fe7fcc0a70 (このIDを非表示/違反報告)
さあや(プロフ) - タメでも大丈夫ですよ!そうなんですね、、かわいい(笑)ありがとうございます!これからも楽しみにしてます! (2016年8月18日 10時) (レス) id: 17a33e2589 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はみぃ。 | 作成日時:2015年12月13日 10時

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