腐れ縁のアイツ２ (ページ38)

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小島side ページ38

小島side

「はよ。」

A「おはよ。ねぇ、今日も１日練習なん？」

晶哉「そうやで？笑」

A「あ～、もう終わってるな。こんな暑いのに。無理。休むか。」

「今日休んだら何も着いていかれへんやろ！笑」

あれから、次の日にはケロっとしてたAを見て、あのキスは夢なんやかと思うくらい。

何事もないまま月日は流れて俺らも受験生と言われる年になって。

最後の体育祭が明日に迫ってきてる。

日差しも強くて異常気象とも呼ばれるこの暑い時期に体育祭するなんて馬鹿げてるけど、俺からすると普段は教室のちゃうから休み時間とかしか会われへんAを一日中見れる最高な日で。

しかも同じブロックやから４人全員テントが一緒やねん。

基本的に４人で固まって駄弁ってるから、楽しくてしゃーない。

学校に着いて体操服に着替えて、グラウンドに集合。

暑いのに長々話す校長の話なんかは聞かずに、身長順で並んでるから俺の後ろに居る晶哉にちょっかいかけて遊んでた。

それを横目で見て笑ってるまっさんとA。

こういう意味もないことで笑い合ってるのがなんか俺ららしくて、学生生活の体育祭も最後なんやって思うと柄にもなく寂しくなったりして。