腐れ縁のアイツ２ (ページ29)

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You side ページ29

Aside

？「あっ、児島～。」

「！はいっ…ってどうかされました？」

廊下で急に声をかけられたからビックリして振り返ると健ちゃんの担任の先生。

先生「児島って第一志望○○大やんな。」

「そうですね。」

先生「小島も○○大を第一志望にしたの知ってる？」

「あ～やっぱそうしたんですね。言ってました。」

先生「児島は学校の授業かなり余裕あるやろうから、小島にも教えて鍛えたってくれたらなと思って。」

「そうですね。あ、佐野が行こうとしてる音大って共通テスト要るんですか？」

先生「教科は少ないけどな。」

「じゃあ佐野も正門も一緒に鍛え上げますね。笑」

先生「頼むわ。笑」

４人で同じ学校に通えるのも、毎日一緒にごはんを食べられるのも残り１年と少し。

晶哉と正門くんは道が完全に違うから完全に離れちゃうけど、健ちゃんとは離れたくない。

って言うか離れる想像がつかへんのが本音。

だって物心ついたときからずっと隣に居って、復縁(？)してからは、これからも一緒に居るんやって信じて疑いもせんかったから。

健ちゃんが本気で同じ大学を目指してくれるんやったら、そりゃサポートしたい。私の為にもなるし。

年末にある申し訳程度の冬季補習。

少しでも長く４人で居たいからって、つい４人のグループLINEに
A補習の日の午後さ、勉強会しようや。

って送っちゃったけど、「そうやな！」「良いやん！」「どこでする～？」ってノってくれる３人が大好きや！