40 ES編 -百太郎の知らない物語- ページ40
「……笑いませんか？」
「努力はする」
「むぅ……」
それでも期待に応えようとする努力だけは、私にだって出来る筈です。
深呼吸をして、いざ！
「――あら？」
「〜〜っ！ ごめ、まさか初っ端から音外すとは思ってなくて、その、あれだ。ごめん」
凛さんが堪えようと必死になっている中、気を取り直して勝手に再スタートしました。
曲目は��G線上のアリア�瓩任后�
テスト範囲は�狠討韻覘瓩箸いΔ茲雖猝弔蕕擦覘瓩諒�が近いですが、面影が分かる程度には形になりました。
演奏を終え、イスに座ったまま真上を向けば、私の真後ろに立っている凛さんと目が合いました。
「これどんな曲だっけ、って思ってたんだけど、小学校の下校時間の合図か？」
「そう言われてみればそうですね。私の通っていた小学校も中学校も、この曲でした」
「しかしあれだな。Aって本当にピアノ苦手なんだな」
「私には音楽の授業は難しいので、好きじゃありません……」
努力を評価して下さる先生ですので、酷い成績がついている訳ではありませんが……。
そのまま不貞腐れていたら、鍵盤に乗せたままの手に凛さんの手が重なりました。
「そんなに音ひとつひとつに丁寧な挨拶しねぇで、会釈程度にしちまえよ」
手はそのまま、凛さんが楽譜を覗き込みました。
指は最初の音を出す為の鍵盤へと移動させられます。
「んーと？ あーで、こーで、こう？」
ぽよん、ぽよん。
跳ねるように手が動くたび、求めていた音が鳴ります。
やっとおたまじゃくしが泳ぎ方を学んだようです。
「なるほど……」
「今度はA一人で弾いてみろよ」
凛さんの弾き方を真似てみると、まだまだたどたどしさは残っていますが、最初よりは断然�狠討い討い覘甦兇犬砲覆蠅泙靴拭�びっくりです。
「なんだか凛さんの方がお上手そうですね。今度は凛さんの番ですよ。お好きな曲をどうぞ」
「えっ、俺も弾くの？」
イスから退き、ぎゅっぎゅっ、と凛さんをイスに押しつけるように座らせました。
凛さんと違って真後ろに立ってしまうと手元がよく見えませんので、ピアノ横の壁を背にして眺めます。
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Alice(プロフ) - コスミ＠終わらない夏さん» ばりばりｗｗ でも私もそんなイメージです(;^ω^) 愛ゆえに…！！ (2014年9月13日 22時) (
レス) id: be52c26f88 (このIDを非表示/違反報告)
コスミ＠終わらない夏(プロフ) - Aliceさん» 宗介は水泳が絡まないと、よくいる男子高校生、っというイメージなので、きっと下ネタばりばりいける派だろうと思って動いてもらった結果がコレになります。コスミの愛ゆえに歪めてしまいました。 (2014年9月13日 22時) (レス) id: a3fcdb67fd (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - アイス…絶望的ですね…(´・ω・`) 宗介の誘導すごいｗ (2014年9月12日 15時) (レス) id: be52c26f88 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - コスミ＠終わらない夏さん» うああすみませんm(__)m 消しときます(;´Д｀) (2014年9月12日 15時) (レス) id: be52c26f88 (このIDを非表示/違反報告)
コスミ＠終わらない夏(プロフ) - Aliceさん» 喜んで頂けてなによりです！ ですが、曲名はその通りなのですが、検索避けの為に曲名は晒さないでおいて頂けると嬉しいです。調べれば分かる程度に濁した意味がなくなってしまいますので……。 (2014年9月12日 14時) (レス) id: a3fcdb67fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コスミ
| 作成日時：2014年7月17日 0時
