18 ES編 ページ18
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ほんの少しでも兄様の自炊の助けになればと、レシピを渡したのは兄様が出発する日のこと。
兄様が大学生になり、凛さんが3年生になり。そして私は2年生になりました。
新しいクラスには変わらず桃ちゃんがいて、ミネちゃんがいて――と、今年も賑やかな毎日を過ごせそうです。
そんな毎日が始まったのですが、思いがけない出来事が多々ありました。
用事が重なって見に行けなかった新しいスイミングクラブでのイベントが終わって、その後の用事も終わって解散すると共に我が家にやってきたらしい凛さんが、まだかまだか、と私の帰りを待ち構えていたのです。
もちろんそのときは私の家にいることを連絡してくださいましたので、用事が済んですぐに帰りました。
開口一番を私に告げる為、凛さんがソファからすっ飛んできました。ただいまもおかえりも省略です。
「なんで弟が鮫柄くるって教えてくれなかったんだよ！」
「えっ、弟って、百くんのことですか？ 確かに今年から高校生ですけれど、鮫柄学園に入学したのですか？」
「……あれ。知らない、のか？ もしかして弟のほうが秘密にしてて、ドッキリ狙いだったのか？」
首を傾げれば、次第に凛さんは落ちつきを取り戻しました。
とりあえず荷物を部屋に置き、飲み物を入れてテーブルに置いて、凛さんの隣に座ります。
すると、凛さんは今日会ったことを少しずつ話してくださいました。
「――私、進級してからまだ一度も鮫柄には足を踏み入れておりませんでしたので。百くんも兄様も、どうして教えてくださらなかったのでしょうか……」
「これで百太郎がドッキリ仕込んでたんなら、台無しにしちまったな……わりぃ」
「いえ、でもこれで逆ドッキリを出来ます！」
「なんだ？ アイツらの部屋にでも隠れとくのか？」
鮫柄の寮では春に一度、部屋替えがあるようです。
凛さんは東京から転校してきた親友さんと同室になり、百くんと同室になったのは似鳥さんでした。
似鳥さんのアドレスは結構前に交換しましたので、後程ご連絡と相談をしてみましょう。
凛さんの親友さんも水泳部に入部したそうです。卒業後の進路も既に決まっている凄い人でした！
会ってみたいです、と凛さんに言えば、私の目論む作戦の前に少し時間を作ってくれることになりました。
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Alice(プロフ) - コスミ＠終わらない夏さん» ばりばりｗｗ でも私もそんなイメージです(;^ω^) 愛ゆえに…！！ (2014年9月13日 22時) (
レス) id: be52c26f88 (このIDを非表示/違反報告)
コスミ＠終わらない夏(プロフ) - Aliceさん» 宗介は水泳が絡まないと、よくいる男子高校生、っというイメージなので、きっと下ネタばりばりいける派だろうと思って動いてもらった結果がコレになります。コスミの愛ゆえに歪めてしまいました。 (2014年9月13日 22時) (レス) id: a3fcdb67fd (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - アイス…絶望的ですね…(´・ω・`) 宗介の誘導すごいｗ (2014年9月12日 15時) (レス) id: be52c26f88 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - コスミ＠終わらない夏さん» うああすみませんm(__)m 消しときます(;´Д｀) (2014年9月12日 15時) (レス) id: be52c26f88 (このIDを非表示/違反報告)
コスミ＠終わらない夏(プロフ) - Aliceさん» 喜んで頂けてなによりです！ ですが、曲名はその通りなのですが、検索避けの為に曲名は晒さないでおいて頂けると嬉しいです。調べれば分かる程度に濁した意味がなくなってしまいますので……。 (2014年9月12日 14時) (レス) id: a3fcdb67fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コスミ
| 作成日時：2014年7月17日 0時
