21 ES編 ページ21
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「学校側も騒ぎを聞きつけて、それで色々あって。Aちゃんを怪我させた生徒はもう処分が決まってるの。このチケット、伊集院さんが用意してくれたんだよ」
まぁ、これは後日改めてお礼をしませんと。
驚きながらも、桃ちゃんの言葉に耳を傾けます。
「『こんな早くに事が起きるなんて』って青ざめた顔してて、なにかすぐに出来ることはって鞄の中漁ったりしてくれて。それで出てきたのがこれで、伊集院さんの口添えもあってAちゃんの荷物とかも、私に学校側から預けてもらったの」
私は救急車で病院まで運ばれてきたらしいです。
不謹慎ですが、人生で乗れるかどうか分からない乗り物に乗ったのに覚えていないのは、勿体ないといいますか、残念です。
「あ。今さー、救急車乗ったのに覚えてないとか残念だ、とか思ったでしょ」
「えっ！ どうして分かったのですか!?」
「ふふ、ふふふ……あー！ いつも通りのAちゃんで良かったー！」
「どういうことですか！」
伊集院さんは私が怪我をしたことで、気弱なままでいるからこうなってしまったのだと意識改革をしたようで、話を聞きつけたときのお姿はまるでリカ様のようだったと桃ちゃんは言いました。
桃ちゃんは笑顔で言うのです。あの様子なら白波は当分安泰だよ、と。
「あの、桃ちゃん。カッとなってしまったお方の処分とは……？」
「なんか成績も素行も良くない子だったみたいで、学校側になんか言われる前に自主退学を申し出たって。後日見張りつきで謝罪くると思うから、文句はそのときに全部バーッて、バーッて言うんだよ！」
「バーッと、ですか……？ それはさておき、退学、ですか……」
「――これは立ち聞きというか、偶然聞いちゃった話だけど。白波辞めたいけど親うるさくて辞めれないしでモヤモヤしてるところに、今回の事件。退学する理由が欲しかった、って先生に言ってるところに出くわしちゃった」
「折角受験をして入ったのに、ですか？」
「親に無理矢理突っ込まれたんじゃないかな？ 見た目だけは可愛い子だったよ。見た目だけは。化粧上手」
つーん、と突き放すような素振りをしながら桃ちゃんが言うので、本当に可愛らしい方なのでしょう。
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bianca(プロフ) - コスミ＠終わらない夏さん» やはりそうでしたか！お返事ありがとうございました。 (2014年11月15日 11時) (
レス) id: 59896345eb (このIDを非表示/違反報告)
コスミ＠終わらない夏(プロフ) - biancaさん» そうですね、クロスオーバーさせております。別作品で箱根の狼さんを書き始める前に、相互ネタ仕込みしたかったので。 (2014年11月13日 16時) (レス) id: a3fcdb67fd (このIDを非表示/違反報告)
bianca(プロフ) - 32にでているあらきたさんとは弱虫ペダルの荒北さんでしょうか？？夢のコラボ！ですね＠ 'ェ' ＠ (2014年11月13日 0時) (レス) id: 59896345eb (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - コスミ＠終わらない夏さん» 軽音だったんですか！羨ましいです〜(≧◇≦) このクオリティで没案…だと…！？ すごく凛ちゃんだなぁと思って浸りながら読みました(*ﾉωﾉ) モモくんのクワガタへの愛がすごいですよねｗ 愛しの相手にはぴゅんすけをプレゼント！！ですからねｗｗ (2014年9月22日 16時) (レス) id: be52c26f88 (このIDを非表示/違反報告)
コスミ＠終わらない夏(プロフ) - さくら大好きさん» 妹（姉）がいる設定は公式であるのに、まったく影が見えないのですが多分姉大好きっ子だと思うんですよね……。凛ちゃんが二期からめっきりツッコミ係のギャグ要員化しているので、そこを活かせればなぁなんて思っております。応援ありがとうございます！ (2014年9月22日 10時) (レス) id: a3fcdb67fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コスミ
| 作成日時：2014年9月12日 14時
