十二話 ページ15
後日。
部員の数名が謝ってきた。
「疑ってごめんなさい…」「道川先輩から聞きました」
何がとは言わなくても、このたった数文字の言葉がどれだけ嬉しかったことか。
休み時間。
あれから行けてなかった体育館に足を運ぶ。
中を覗くと、桐川が丁度ジャンプサーブを決めたところだった。
ダンッ と強い音が一つ響くと、とんっとんっとん…とボールが転がっていった。
ナイスサーブとしか言いようがない。
ラインギリギリで取りにくく、且つ威力も強い。
「昼に来んの、ちょっと久しぶりだな」
「まーね、てか今のすごい良いサーブだったね！」
「サンキュ。でももうちょい責めたいな…次は打つ位置ずらすか…」
真剣で、同時にキラキラした顔でバレーをする桐川は、見ていてとても嬉しかった。
そして何よりも、何事もなかったかのように接してくれることに安心した。
「ふふ、そーだね！また打ってみてよ！ちゃんと向こう側から見てるから！」
「何ニコニコしてんだよ」
「え、してないよ！」
「ほんと嘘つくの下手な」
桐川が悪戯っぽく笑う。
たまにしか見れない笑顔に、不覚にもドキッとしてしまう。
「もういいから！ほら！サーブ！」
「そーだな」
桐川にボールを渡す。
そして笑顔で叫んだ。
ナイッサー！
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もちサブ - お願いだ…夢主ちゃんをしあわせにしてくれえええええ)))))) (2022年5月17日 22時) (
レス) @page35 id: 56e816f997 (このIDを非表示/違反報告)
三月 - わ〜！！面白かったです！ (2022年5月17日 17時) (レス) @page35 id: 2f9ff98037 (このIDを非表示/違反報告)
613honoko(プロフ) - コメントしようか迷ったのですが…なんというか、不自然な終わり方でしたね。急に薄っぺらくなったような、人間らしい奥行きが無くなったような…他の小説は誰が言うでもなく自分が納得できるまで書いてみては？ (2022年4月1日 14時) (レス) id: e49b0d2946 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 613honokoさん» コメントありがとうございます！やっぱり悪女側も内面を知ると好きになったりしますよね〜！更新頑張ります！ (2022年3月26日 11時) (レス) id: 0c5a82d5af (このIDを非表示/違反報告)
613honoko(プロフ) - 寺春好きだわ、頭いい。幸福を掴むのは相応の孤独と地獄を見てきたものって相場は決まってんのさ、ハハハ。続き楽しみにしてます (2022年3月24日 18時) (レス) id: e49b0d2946 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レタス様 | 作成日時：2022年1月29日 9時
