十一話 ページ14
「…アンタ何したの」
ドリンクを用意している途中、寺春に言われる。
「何したって何？」
「私道川君に注意されたんだけど…他の部員たちも変な目で見てきてさ。なんかしたでしょ？」
「あぁ、道川が誤解を解いてくれたんだよ」
「どうやって？」
「信頼に決まってるでしょ。」
「はぁ？信頼？」
「私は最近入ったアンタとは違って2年もこの部のマネージャーやってるし、道川と桐川は去年同じクラスだったんだから。信頼関係があるの。」
寺春が俯く。
やっと反省したか？
と思った瞬間
笑い声が響いた。
「はぁっ！？マジで？笑 アッハッハッ！信頼関係とかバカみたぁい笑」
「何笑ってんのよ！」
「何ってぇ！そのまんまよ！信頼関係なんてそんなくだらないもんで誤解が解けるなんて幸せ者だなーと思ってさぁ！笑っちゃうよ！」
「どういうつもりだ…」
「道川も案外チョロいんだねぇ！そんなの信じるんだったらもっと簡単にアンタを排除できてたのにぃ！」
「チョロいとか、言うな！！」
「あぁあぁまた叫んで。すぐ叫ぶわね。また部員来るよぉ？」
「っちっ…」
本当になんなんだコイツは。
そしてコイツの罠にハマりかけている自分もなんなんだ。
悔しくて悔しくて仕方なかった。
でも今は部活中。さっさと仕事を済ませてしまおう。
また黙々と作業を始めると、寺春は一つ舌打ちした。
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もちサブ - お願いだ…夢主ちゃんをしあわせにしてくれえええええ)))))) (2022年5月17日 22時) (
レス) @page35 id: 56e816f997 (このIDを非表示/違反報告)
三月 - わ〜！！面白かったです！ (2022年5月17日 17時) (レス) @page35 id: 2f9ff98037 (このIDを非表示/違反報告)
613honoko(プロフ) - コメントしようか迷ったのですが…なんというか、不自然な終わり方でしたね。急に薄っぺらくなったような、人間らしい奥行きが無くなったような…他の小説は誰が言うでもなく自分が納得できるまで書いてみては？ (2022年4月1日 14時) (レス) id: e49b0d2946 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 613honokoさん» コメントありがとうございます！やっぱり悪女側も内面を知ると好きになったりしますよね〜！更新頑張ります！ (2022年3月26日 11時) (レス) id: 0c5a82d5af (このIDを非表示/違反報告)
613honoko(プロフ) - 寺春好きだわ、頭いい。幸福を掴むのは相応の孤独と地獄を見てきたものって相場は決まってんのさ、ハハハ。続き楽しみにしてます (2022年3月24日 18時) (レス) id: e49b0d2946 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レタス様 | 作成日時：2022年1月29日 9時
