さむぞら ページ2
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『おはよう剣持くん！』
「…なんでいるんですか…。」
『えへへ、今日一限なんだあ！』
…あっそ、おはようございます。と小さく返した彼にどうしても抑えきれない微笑みを露わにする。
あっそ〜〜〜挨拶だけはちゃんとすんのね〜〜〜！！
時刻は7時30分。木曜日は朝練のない日だと聞いていた気がするのでもしや、と思って駅で待ってみた。
ちなみに彼は一限だから、で納得してくれたが、一限はあと1時間ぐらい遅い時間なんだよな！８時５０分から！いやまあ一限なのはほんとだけど！限りなく会えることに期待して待ってただけなんだけど！
『今日マフラーしてんのね。』
「まぁ寒くなってきましたからね。」
『ふふ、もうすぐクリスマスだね！』
「まだ11月の真ん中ですけど。」
『おっと失礼。』
今日の彼は一味違う。黒いマフラーを生真面目にシュッと首元に収めているのだ。
そもそも制服自体ビシッとしてるし黒いから、ワンポイントで赤とかあえて白でほわっと巻くのも可愛いだろうなあ、なんて妄想に耽る。こう見えて、ファッションデザイナーになるのが夢なんです。
「…どうしたんですか？」
ずっと黙っている私が珍しいのか、ちらりとこちらを一瞥する彼。
うーん可愛い。
『…いいや？好きだよ剣持くん。』
「ごめんなさい。」
『うん、今日もフルスイングのごめんなさいだ。これは流石に逆転満塁ホームラン。』
「逆転しねえよ、いつまで経ってもごめんなさいだわ。」
『チッ、これでそうですねって言えばｳｪｴｴｴｴｲってするつもりだったのに。』
「煽りが小学生並み。出直してきてください。」
『いいじゃん、ロリ好きでしょ。』
「僕に対してロリを語るなよ？」
時刻は7：50分。もう彼の高校まですぐそこだ。みなさんは学校に登校するとき、特に高校なんかで８時前に学校に着いたことがあるだろうか。私はない。記憶の限り一回もない。
『…よしゃ、剣持くんから元気もらったから授業頑張ってくるねお姉さん！』
「はい、また。」
運命の別れ道、Y字路。
…ねぇ奥さん聴きましたこと？？「また」って言ったよ？？？それって私のこと受け入れてくれてるってことじゃん？？？？？？そんなんもう実質結婚じゃん！？！！？
あーもう、肌寒いはずなのにぽっかぽかだよ。くそ、好きだ剣持くん。
は〜〜早く一流のファッションデザイナーになって一流企業と契約組んでマネーガッポガッポ稼いで剣持くんのこと養うからね〜！
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雫(プロフ) - 星屑晴天さん» そうだったんですね！公開されるの待ってます！ (2022年7月21日 1時) (
レス) id: 06f9a0f262 (このIDを非表示/違反報告)
星屑晴天(プロフ) - 雫さん» 申し訳ありません…そちらの作品は現在公開してなくてですね…。でも消すのも少し勿体無くて…。紛らわしくて本当にすみません。 しかし今後一切公開する予定がないわけではないので、首長くしてお待ちいただけたら大変助かります…！本当にすみません！ (2022年7月21日 0時) (レス) id: 4ee54541c5 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - すいません。別作品のロリとロリコンのパスワードがどうしてもわからないのですが、こちらで教えて頂けたりしますでしょうか？迷惑でしたら本当にごめんなさい。 (2022年7月19日 17時) (レス) id: 06f9a0f262 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星空華乃 x他1人 | 作成日時：2022年6月30日 22時
