ゆるっと ページ1
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運命というものは、いとも簡単に捻じ曲げられるものである。と、私は思う。
実際運命なんてものは見えやしないしいつだって私達には微笑まないけれど。
でもだって、運命って気まぐれな神様じゃないし。神様が運命を操ってるよだなんて、そんな都合の悪いこと信じてたまるか。
『剣持くん！好きです！！』
「ごめんなさい。」
『うーん今日も声に筋が通ってて大変いい返事です！』
今、私の一世一代の告白を清々しいほどに一刀両断したこの男は剣持刀也。
「おまえは僕のなんなんだよ。」
『お嫁さん！』
「寝言は寝ても言うな。」
『やだ、私寝言とか言わないしイビキとかかかない方よ！？』
「聞いてない。」
…見ての通り、ツンデレだ。
『剣持くううん、いつになったらお姉さんに振り向いてくれるのおお！！』
「オネエサンがあと10歳若返ったらかな。」
『やだ！！結婚できないじゃん！』
「どっちにしろ僕が16だからできねぇよ！」
『え、する気あるの！？』
「たとえって言葉知ってる！？」
うん、今日もいいツンデレ具合。
今私の隣で文句をつらつらと垂らしながら私と言葉のプロレスを広げる彼は、私の想い人である。好き。
私の大学の近くの男子校に通っていて、剣道部に所属していて、甘いものが好きで、誕生日は夏あたりらしい。そんでもって血液型はOで、趣味としてロリを愛でている。“イエスロリータノータッチ”。
「と、いうかそろそろ毎回押しかけるのやめてくださいよ。いい加減キレますよ。」
『えーっ、…けんちゃんがどうしてもって言うから、ただでさえお友達の前には出ないようにしてるのに…！』
「当たり前だろ！友達の前どころか二度と僕の前にも現れるな！！あとけんちゃんって呼ぶな！」
…そう、今は彼の高校からの帰り道。私が彼の下校時間に合わせて彼の通学路のコンビニで待ち伏せ、彼を見つけては駅までそっと送るというのが私たちのセオリーなのだ。
『あーあー、つれないなぁ。こんなに可愛いお姉さんと一緒に帰れる人なんか同学年に他にいないでしょうに。』
「おまえだって16歳の男子付け回して言い寄ってるやつなんか同学年に他にいないだろ。」
『ごもっとも。』
まぁ、なんだ、その、ともかく…これはアレだ、私の恋が実るまでの…いや、私が恋を実らせるまでのアレである。緩いようでキツイようなパンツのゴムみたいな関係だが、休憩時間にでもゆるっと聞いてくれよ。
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雫(プロフ) - 星屑晴天さん» そうだったんですね！公開されるの待ってます！ (2022年7月21日 1時) (
レス) id: 06f9a0f262 (このIDを非表示/違反報告)
星屑晴天(プロフ) - 雫さん» 申し訳ありません…そちらの作品は現在公開してなくてですね…。でも消すのも少し勿体無くて…。紛らわしくて本当にすみません。 しかし今後一切公開する予定がないわけではないので、首長くしてお待ちいただけたら大変助かります…！本当にすみません！ (2022年7月21日 0時) (レス) id: 4ee54541c5 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - すいません。別作品のロリとロリコンのパスワードがどうしてもわからないのですが、こちらで教えて頂けたりしますでしょうか？迷惑でしたら本当にごめんなさい。 (2022年7月19日 17時) (レス) id: 06f9a0f262 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星空華乃 x他1人 | 作成日時：2022年6月30日 22時
