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それからの授業は何も頭に入ってこなかった。俺まで体調が悪くなってきそうな程だった。
問ちゃんは今日も友達とスタバに寄るらしいから、俺は1人で電車に乗った。
ポケットに振動を感じて、スマホを開く。
届いていたのは、、 AさんからのLINEだった。
俺は直ぐにそれを開いた。
『言さん初めてまして、A の姉です。いつも妹がお世話になってます。
いつも妹は言さんの話をしてるんですよ、笑
実は妹なんですが、まだ意識が戻っていなくて…しばらく○○病院に入院します。
連絡先送るので、何かあれば私に連絡ください!」
、、読んでいて過呼吸になりそうだった。苦しい。お見舞い、行っても良いかな。
まず、何で俺は気づいてあげられなかったんだよ。俺に出来る事なんていくらでもあっただろ、、、
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「…マジで?」
問ちゃんが家に帰ってきて、俺は問ちゃんに全てを話した。
「俺が気づけなかったからだよ、Aさんが学校来てくれるようになって、俺は…ヒーロー気取りだったんだよ。なのに何も言えなくて、、」
「いや、言ちゃんは悪くないよ。ただ明日お見舞い行ってこいよ。」
食い気味に問ちゃんにそう言われて、明日お見舞いに行くことに決めた。
Aさんのお姉さんにも、LINEで許可をとった。

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作者名:翠依 | 作成日時:2025年1月8日 23時