続き ページ36
さっそく、起きる前にやれることはやろうと彼の顔に手を伸ばす。
そっとそーっと、手を伸ばす。
スプリンクラーが軋む音にびくびくしながらも、手をそっと伸ばし続けると、その先にあるのは彼の頬。
福良さんや山本のようなふくらみのない頬を、やや期待もせずにぷにぷにと弄ってみる。
空気をため込んでいた頬袋からはぷすーと空気が抜けた音がしただけで、触り心地は悪い。
やはり見かけ通り硬かった。
そして、いつもよりも弄り楽しんだので、さっそっく起こしていこうと思う。
普段起きているときには効かない擽り攻撃も寝起きなら効く説に掛けて、無理やり起こすことにした。
『拓司くん？？起きて〜〜〜。朝だよ〜〜〜、グッドラッグの収録は〜〜昨日だね〜〜〜』
普段の起こし方では起きないのを知っているので、わざと収録があるよ風を装って声を掛けてみた。けれども、起きそうにないので、たたき起こした。ちょっと無理やりだったけど、気にしてはいけないのである。
身体を支え起き上がらせれば、目も自然と冷めるのでは……？そんな思考の元、擽り攻撃をしかけていく。……しかし、これも通じない。というか、むしろ倒れこんできた。
『たくしくん！？起きてください、マジで。ちょっ、乗っからないで！！』
彼の全体重が私の上に乗っかる前に、ベッドへ押し戻す。すると、うなり声が聞こえてきた気もしなくもないが、無視。
「ン〜〜、A？」
『そーですよー、起こしにきましたよー』
「昨日のごはん、おいしかった……」
『ありがとうございます〜〜〜』
「きょう、やすみ」
『はい、やすみです〜〜』
”やすみ”という単語を聞いた瞬間に、再び眠りに入った拓司。
え、寝るんですか？え？？？
まだ、チャンスがあるってことですか？？これは撮れ高やばいっすね。語彙力の消失は目を瞑ってくださいマジで。
『じゃあ、ご厚意に甘えて....よいしょ』
大の字に寝っ転がっている彼の上に、身体を重ねるようにして、乗っかった。
うぇっなんて声が聞こえたのは気のせい。
「ンあっ、た……ちかわ、」
『はーい』
「寝心地は、いいですか...ふぁあ」
『最高ですね』
「...ひでぇな。お前」
『起きないのが悪い。そもそも今日は、遊園地に連れてってくれるっていってませんでした？社長』
「……言ってねぇ...言いました。すみませんでした」
『よろしい』
寝ぼけ眼なのをいいことにありもしないことをでっち上げていく。
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唯華c - 了解しました！これからも応援しています！頑張ってください！！ (2019年9月30日 1時) (
レス) id: 7ff6de5a8e (このIDを非表示/違反報告)
瑞西（シャラルー☆）(プロフ) - 唯華cさん» いつも読んでくださってありがとうございます。リクは募集は一応しているのですが、少し複雑なので、公に募集をかける際には、本編の方で公募いたしますので、それまでお待ちください。 (2019年9月29日 11時) (レス) id: 705dc09b7e (このIDを非表示/違反報告)
唯華c - すごく面白いです！(上から目線ですみません！)更新がすごく楽しみです♪ちなみに、リク募などはしてませんか？もし、していたら教えて頂きたいです！これからも応援してます！(最後まで上から目線ですみません(･_･;) (2019年9月29日 0時) (レス) id: 7ff6de5a8e (このIDを非表示/違反報告)
瑞西（シャラルー☆）(プロフ) - みなも。さん» 了解致しました。それでは、宜しくお願い致します。 (2019年8月27日 16時) (携帯から) (レス) id: 0c3426b0a6 (このIDを非表示/違反報告)
みなも。(プロフ) - では私の方で削除させて頂きますね〜。マイナスなコメントは無いに越したことはないので(*^^*) (2019年8月27日 15時) (レス) id: d94cfd6036 (このIDを非表示/違反報告)
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