kwmr ページ14
.
.
河村side
『好きです、もしよかったらお付き合いしてください!』
そう言って俺の目の前で頭を下げる子は
つい最近、QuizKnockのライターとしてはいった子だ。
「えっと〜、Aさんだっけ?」
A
『はい……!
多賀部Aです!』
すごく元気はいい子。
でも演者としても出てる俺にはライター全員に
面識があるわけじゃない。
……記事はどこでも書けるし、データ送れば添削もしてくれるし。
「正直に言うと、Aさんのことあまり分からないのでまずは仲良くしましょう。」
これが俺の精一杯の断わり方。
でもAさんは、ぱあっと顔を明るくして
A
『ありがとうございます!
では、また連絡させていただきます!』
と行ってオフィスから出ていった。
そして後日こんな連絡が来た。
Aお疲れ様です!この前の動画とても面白かったです、私も作問して河村さんに解いてもらいたなぁ、なんて(笑:#7fff00)
このメッセージを見て驚いた。
AさんにLINEのIDは教えてない、
……誰から連絡先聞いたんだ?
「誰か俺のLINE、Aさんに教えた?」
伊沢拓司
「あ、俺。
ちょーかわいい顔で懇願されてさ〜、あれ断れる男は男じゃねぇな。」
はははっ、とわざとらしく笑った。
.
.
143人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「QuizKnock」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆゆ | 作成日時:2019年9月22日 21時