大好きな【川上】

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その名の通り、三拓にまつわる三択早押しクイズ。

結果から言うと、私が優勝したのである。

「あー、悔しい。なんであんなの覚えてんだよー」
『ファンはみんな覚えてると思いますよ〜』
「や、川上の動画出演回数とか覚えてんの頭おかしいでしょ。こわいこわい」

一時期暇だった時に数えました。

「じゃあせっかくなので、今日は片口さんに締めてもらいましょうか」

『えっ、えっと、じゃあ、いつも通り、高評価、コメント、チャンネル登録、サブチャンやtwitterのフォローもおねがいします』
「またね〜」

「……はーい、おつかれさまでーす」
『あー、緊張したぁ……』
「おつかれさま！Aちゃん」

私の前にぴょこっと現れて、シェアハピ！とポッキーを渡してくれたのは山本さん。
……やばい。天使かも……というか、Aちゃん？

「片口さんって堅苦しいから、Aちゃん！」
『わあ、ありがとうございます……私、山本さんのファンに殺されそうですね』
「大丈夫だよ〜、その時は僕が守るっ」

キリッ！とファイティングポーズをして、「守る」を表してくれているらしい。かわいいかよ。

「な、」

天使のような山本さんに癒されていると、もう一人の天使からお声がかかった。

「山本のことも、好きなん？」
『え、ええと、かわいくないですか？山本さん』
「……俺とどっちが好きなん」

どっち、とか。
好きに順位なんて付けるもんじゃないと思うが、まあ付けるとしたら、一位だけは明確なのだ。

『私、川上さんが最推しだって、言ってるじゃないですか』

まだ出会って三日目。
驚くほど優しいし、誑かしてくるし、強引に近づいてきて、不思議な人だと思うけれど。

『会う前から一番なのに、そんなに簡単に変わるわけないじゃないですか』

そう言うと、彼は幸せそうに笑った。

「なあ、俺の好きなとこ、もっかい聞きたい」
『ええ、なんでですか。川上さん、承認欲求でもあるんですか』
「うん、それでええよ。教えて」
『えええ。んー、そうですね、この前言ってないところで言うと＿＿』



「えっなに、俺ら何見せられてんの」
「なんか僕、勝手に振られた……」

「このまま終わりそうですがこの作品はまだ続きますよ〜画面の前のAさーん」
「河村さん、メタ発言はやめてください！」


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動画の企画も詳しく描写しようか迷いましたが、
ご本家様にどうしても劣ってしまうので諦めました……

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