体調が不良気味のようです【QK】-5- (ページ43)

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精神系 / wtnb -おとーふさんリク- ページ43

渡辺｢はぁ……｣

俺、何がしたいんだろ……。

ここ2ヶ月、大学の方が上手くいっていない。

レポートの量も多くて、寝る間も惜しんで書き続けていた。

でも、身体よりも精神的にきつくて

次第にどんどん何に対してもやる気がなくなってしまった。

自分でも、そこまで深く理由が分からない。

ただ、本当に何もやる気が出なくて

前まで楽しんでいたはずのクイズも、QuizKnockの仕事も

クイズをやる雰囲気だからやるだけだったり

仕事だし、やらないといけないからやるだけだったり

何の為にやっているのか分からなくなってきた。

家に帰ったら、ご飯を食べる気も出てこなくて

1人、真っ暗な部屋に閉じこもる日々。

毎日死んだように生きていて

これなら死んだ方がましだとさえ思える。

挙句の果てには、無意識に身体が窓から身を投げ出そうとする。

途中でいつもハッとなって、慌てて窓を閉める。

死にたくてどうしようもないのに、何で、死ねないの……？

早く、俺を殺してよ……！

こんな、苦痛の日々から

早く、解放させて……。

いっその事、意識的に飛んじゃおうかな。

……なんて、オフィスの窓から外を眺めてぼんやりと思う。

ここから飛べば、確実に死ねるんじゃない？

俺の脳内からそんな声が聞こえる。

確かに、ここからだったら高さは十分だしいけるかも。

そう感じてから身体が動き始めるのは早くて

いつの間にか、俺は窓を開けていた。

今は昼食をとる為に、みんな買い物に行ってるから誰もいない。

そんなことをいちいち意識することもなく、ごく自然に身体が動いていた。

ここから飛べば、楽になれる……。

あと少しで、解放される……。

俺が楽になれるまで、残り30秒。