体調が不良気味のようです【QK】-5- (ページ40)

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-翌日-

俺は、身支度が終わると

すぐに薬局へと向かった。

川上｢1瓶で50錠か……｣

5個くらい買っとけば大丈夫か。

俺は、薬を買うとすぐに家に帰った。

家に着き、リビングに入るとソファにドカッと座った。

目の前の机に、今買って帰ってきたばっかりの薬とペットボトルの水を並べる。

この薬、全部飲めば死ねるよな？

楽に、なれるよな……？

川上｢あ、そうや……｣

礼儀は、大切やな。

俺は、スマホを開くと"今までありがとうございました。お世話になりました"とQuizKnockのグループに送った。

やっと、いじめから解放される……。

もう、苦しまなくて済む……。

俺は、全ての瓶の蓋を開けた。

そして、先ず1瓶を手に持つと

中の薬を全て手に出した。

それを全て口に含み、キャップを開けておいた水でいっきに胃の中へ流し込んだ。

急いで、全部飲まないと。

飲み切る前に意識が途切れてしまう。

俺は急いで、2本目の瓶を空にした。

ゴクッゴクッと喉が鳴れば、その度に入っていく薬たち。

それが俺には、俺が開放されるまでのカウントダウンのように感じた。

3本目の瓶の薬を手に出している頃

少し目の前が霞み始めた。

やばい、急がないと。

俺は急いで3本目の瓶を空にして、薬を全て口に入れた。

それをまた、水で流し込む。

早く飲んでしまって、早く楽になろう。

その一心で4本目の瓶を手に取る。

意識は朦朧とし始めてるし、時間がない。

俺が、全ての薬を手に出し終えた時

ん……？

玄関の方でガチャッとドアが開くような音が聞こえた。

まぁ、俺の気の所為か。

俺は口に薬を入れようとした。

でも

伊沢｢川上、やめろ！｣

そう言う伊沢さんの声が聞こえてきた。

そんな訳ないのに。

構わず口に含もうとすると

須貝｢やめろって……！｣

そんな須貝さんの声と共に、俺の左手が掴まれた。

途端に床へと落ちていく薬。

もう既に朦朧としている俺は、今の状況を飲み込めなかった。