体調が不良気味のようです【QK】-5- (ページ20)

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伊沢｢須貝さんは、優しいですけど、ちょっと1人で頑張りすぎです。年下ばかりで、年上だからって頼りにくいのかも知れませんが、俺たちはみんな、須貝さんの仲間です｣

伊沢は｢もっと頼って下さいよ｣と心配そうに言った。

須貝｢ありがとう｣

俺、頼っても良いんだな。

そう思うことが出来た。

伊沢｢じゃあ、執務室に戻りましょっか｣

そう言って立ち上がる伊沢に続いて、俺も立ち上がる。

すると

須貝｢ぁ……｣

目の前がグラッと揺れて、身体がどんどん傾いていった。

伊沢｢須貝さん……！｣

伊沢のその声を最後に、俺の意識は途切れた。

須貝｢ん……｣

うっすらと目を開くと、眩しい光りと共に、伊沢の顔が視界の隅に入る。

伊沢｢須貝さん、起きましたか｣

須貝｢ごめんな。伊沢｣

伊沢｢そうですよ。本当に、びっくりしたんですからね？後ろ向いたら、須貝さんの身体がどんどん傾いてて｣

須貝｢ごめん……｣

伊沢｢須貝さん最近、眠れてなかったんですか？｣

流石に倒れたしな。

もう嘘のつきようがない。

伊沢｢最近ずっと須貝さん、目の下の隈が酷かったんですよ？気づいてました？｣

俺、そんなに酷かった？

伊沢｢理由は、あの紙ですよね？それだけ追い込まれてたって事ですもんね｣

｢もっと早く、言ってれば良かった……｣

後悔も含んだようなその言い方に

俺が相談しなかった所為で、伊沢に自分を責めさせているということが分かり、申し訳なくなった。

須貝｢ごめんな、伊沢。俺がもっと早く言っていれば良かった｣

伊沢｢次からは、ちゃんと言ってくださいね？｣

須貝｢うん。そうする｣

また、同じ思いをさせたくないからね。

伊沢｢……ていうか、今回のはQuizKnock全体に対してだったんだから、そもそも須貝さん1人で背負う必要なかったじゃないですか｣

……クソ。バレたか。

そもそもの話をしたらそうなんだよ。

伊沢の勘の鋭さは異常だな。

結局最後には、根元を掘り返される。

まぁ、同じことはもうしないよ。

俺も後悔したからね。

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ゆあなさん、リクエストありがとうございました！

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