体調が不良気味のようです【QK】

3 ページ41

俺は、意を決してみんなに話すことにした。


もし、本当のことを話して｢そんなことで？｣って言われたらどうしようとも思ったけど


みんなの目が真剣だったから。


それにQuizKnockの人たちは、そんな人たちじゃないって知ってるから。


川上｢実は……｣


俺は、2ヶ月前のあのきっかけから、最近のことまで


全てを話した。


話し終わって少し怖くなって、みんなの顔色を伺うように顔を上げると


須貝｢そうかそうか、辛かったな｣


福良｢話してくれて、ありがとう｣


河村｢川上は、要らなくないよ｣


伊沢｢QuizKnockにめっちゃ必要だから！｣


山本｢そんなの、気にすることないですよ｣


渡辺｢俺たちは、そんなこと一切思ってませんから｣


みんなが俺に暖かい言葉をかけてくれて、その顔はやっぱり真剣で。


みんなの言葉に嘘はないんだと思えた。


みんなに話して、少し心がスッと軽くなった気がした。


須貝｢何もする気が出ないってことは、ちょっと鬱状態ってことなんだろうから、ゆっくりでいいし、治していこうな｣


川上｢はい……！｣


須貝さんは｢よく頑張ったな｣と、背中を摩ってくれた。


-2ヶ月後-


みんなに話して2ヶ月が経った。


それからはみんなが支えてくれて、何かあった時は話を聞いてくれて


少しずつ心が楽になっていった。

4→←2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す