目眩く色彩

029. ページ32

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スタートの合図とともに捲ったカードには“もし3億円もらったら”と書かれてた。


川「もし3億円もらったら…」


私が場にあるカードで考えるなら…“全部捨てる”で“ワイルドだな”を取るか…、チームの人の手や肩を組んで“〇〇さんと一緒に居れたら必要ないよ”とかで“ホレてまうやろ”を取るか。(笑)

ボケのパターンも数種類用意しとかないといけないし、単純そうで意外とこのゲーム難しいなぁ。


伊「まぁ…3億円もらったら全額焼き鳥だろうね」

…なんのボケ？という謎の間が空いてから、河村さんがツッコむ。

河「“そんな人いねぇよ！”」
伊「…まぁ(笑)」


苦笑いを浮かべる伊沢さん。
伊沢さんの想定はワイルドだったらしいけど、ちょっとパンチが弱いかも。

正解ではなかったけどツッコミが成立してたので河村さんたちのポイントに。


伊「はい、じゃあ行きますよ、どん。」


ぺらりと捲って出てきたお題は“親に伝えたいこと”。


渡「生まれてきてくれてありがとう、とか」
伊、川「「“逆だろ！”」」
渡「よっし！」


こうちゃんの良いボケに伊沢さんと川上さんがツッコむ。タッチの差で伊沢さんが札を取った。


『ツッコみやすい良いボケですね〜！』
福「今のはチームメイトのボケにツッコんでるので、伊沢さん2ポイント入ります」


福良さんが言った得点を表に打ち込んでおく。合計出しやすいようにね。
ガヤ芸人と得点整理の仕事を並行してる自分……ちょっと面白いな。


伊「最近した贅沢…」
「「う〜ん…」」


皆ボケが浮かばないのか考え込む。
“ずっと一房100円くらいのバナナが主食だったんですけど、最近甘熟王にハマりまして…”とかで“ゴリラか！”はいけそう？

途中でアヒル口(もどき)を始めた伊沢さんに気付いた河村さんが“アヒル口やめろ！”を取って同点に並んだ。


確かにあんまりボケなくていい行動系はやりやすいかもなあ〜 相手に取られちゃう可能性も高いけど。


河「絶対誰かやると思ってこう行くと見せかけてこっち見てた(笑)」
福「ははは(笑)」
『場にあるカードを把握してゲームに望むのはいい心掛けですね！河村さぁんさすが〜！』
河「なんでそんな合コンみたいな言い方？」


河村さんのその言葉にぴんと来て、ひとつボケてみることにする。(笑)


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