目眩く色彩

015. ページ17

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第2セットは金澤(川上)・水上VS伊沢・鶴崎。

文系理系とすみ分けがハッキリしてる相手チームがどう出るか。


1問目は速記の問題で、水上さんが正解してくれた。幸先のいいスタートにハイタッチをして次の問題へ。


福｢問題。正13角形に対角線

――鶴崎さん｣

鶴｢65本｣
福｢正解！｣
伊｢よっしゃー今のは完璧！｣


先輩の専攻である数学の問題を伊沢さんが押すという完璧なアプローチ。
各々良いところが出てきた。慣れかな？(笑)


福｢問題。｢未来のことは予測できる

――伊沢さん」

伊「ん〜〜 ミライトワ！」


ブブーと不正解の音が鳴る。

伊沢さんが誤答をして最後まで聞ける状況になったけど、理系問題ではないから出来れば水上さんに擦り付けたい。


福「続き読みます。
「未来のことは予測できるはずがない｣ということをたとえて｢来年

――水上さん｣

水｢鬼が笑う｣
福｢正解です〜 相手誤答にしては早くない？｣

『最初聞こえたら水上さんは多分分かるんだろうなと…！』
水｢そんな適当な押しだったの！？｣
『信頼です！プリンスですから！』


東大王の二つ名を出すと照れる水上さんと笑うメンバー達。


水｢やめて(笑) 理学部のプリンセスって呼ぶよ｣
『ここに川上さんという姫(？)が居るので大丈夫です。理学部の召使なら喜んで引き受けます』
川「おい(笑)」
『セバスとお呼びください』
鶴「執事じゃん(笑)」


執事の真似をして水上さんにぺこりと頭を下げると“やめてやめて！”と遠慮されてしまった。


福「いきますよ
問題。ノースカロライナ州の

――金澤さん」

『水上さん？！何の仕打ちですか！パスパス！』
川「うわ、え〜っと何だっけこれ、ごめん出てこない」


川上さんにパスしたものの回答できず、ランプが消える。その瞬間にピンポーンと鶴ちゃん先輩のランプが光った。


『待ってキラーパス(笑)』
水「ギルティ行為〜(笑)」
伊「やりやがった！せめて聞きたかった」


伊沢さんが答えるも不正解で、皆で正解を考える。結局思い付いたのは川上さんだった。

コロンビア…聞いたことはあるけど…。


そして最終問題、答えはグリア・ガースンで伊沢さんが正解した。
ミニヴァー夫人なんていっぱい居るよ〜って言われると思ったんだもん…キラーパスすれば良かったと後悔が残る。


第2セット、引き分け。


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