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「＿＿なぁ坂田。センラが人間を連れるなんて妙な話だと思わん？」
「…まーしぃ、なんで絶賛仕事中の俺に聞いてくるん？」
酒が溢れんばかりに入った大盃を片手に屋根の上から芸を見て楽しむかのように俺が魂のなり損ないを殴ってる様子を見下しながら質問をしてきた。多少視界の端に移るため仕事の邪魔だけれども魂自体が弱いから刀で斬りつけながら喋る余裕くらいはあった
というか数が多いから少しくらい手伝ってほしいのとせめて酒を飲む場所くらいは選んで欲しいのが本音
「いやぁ、だってうらたさん今どこにおるか分からんもん。街に出てきたと思ったら森にいたり気配が転々と移動してばっか。そんなに仕事が多忙なんか」
「まぁ一応あの人は族長やからねっ！」
最後の一体を倒し終わったところで溜息をつき音を出しながら手を払ってまーしぃの方へと振り返った。当の本人は他人事のようにわざとらしく拍手喝采していた
話の経路からするに俺の方がうらさんより街の中で派手に暴れてる様子が目立って見つけやすかったからっていう単純な理由なんだろうし。
「で、話の答えだけど俺にはさっぱりわからん。あの人間ちゃんも人里にいなさそうな違う匂いはしたけど全く気にしてなかったし」
「だよなぁ。知ってたわ」
つまらなさそうな表情で興味をなくしたのか屋根から降りてきて俺の肩に手を回してきた。少し酒が入っているのか俺に絡みを入れてきた。鬱陶しい
しかしまーしぃに言われてみればふとセンラに通ずるものが一つだけ思い浮かんできた。人混みを好んで通ることがなかったはずなのに気が変わったのか都の方に顔を出すことが多くなったこと。そしてもう一つ
「…話と関係あるかは知らんけどセンラ最近桜の方に向かってるところを見かけることがよくあったわ。しかも決まって夜の時に」
「桜ってあの未練がましい幽霊がわんさか集まる場所か？」
「そうそう。センラ思い入れでもあんのかなぁ？そんな話聞いた覚えはないけど」
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夜紅茶(プロフ) - Naoさん» コメントありがとうございます！そんな前から見ていただいて嬉しいです！気長に続編を待っていただければ幸いです。 (2020年10月4日 19時) (
レス) id: 676346443e (このIDを非表示/違反報告)
Nao(プロフ) - この小説が書かれだした頃から見ているのですが夜紅茶さんの言葉選びは凄く人を惹きつけるもので素晴らしいと思います！続き待ってます！楽しみです！ (2020年10月4日 18時) (レス) id: b92cb2f456 (このIDを非表示/違反報告)
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