【マフィア松】マフィアさんは社畜ちゃんにデレデレらしい (ページ6)

今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:15,131 hit

four ページ6

・

何やらあちらが騒がしい……まぁ私は気にしないが

すると社内にカンッカンッと靴音が響く

何故だろうか……靴音が確実にこちらに向かってきている

そして私の目の前で止まった

顔を上げてみると

さっきの男性がこちらにいた

「ついに見つけたぜ！俺のgoddess！」

『…………は？』

……え？いや、待て待て待て

色々と突っ込みたいところがあるんだが

いや、彼は決まったって顔をしているんだが

何にも決まってねぇからな？

すると彼はハッとし再び口を開いた

「ン～？俺の名前を聞きたいって？良いだろう教えてやる！俺の名前はカラン・パインだ、君の名前は？」

ま、まぁ話しやすくなったけど

なんだろう……どこかイラつくんだよな……

でも一応礼儀だけはたしなんでおかなければ

『初めましてカラン様、私の名前は個人情報なのでお教えすることは出来ません』

「……はい？」

『ついでに言っておくと日本人には礼儀というものがあるので、そのようなことをすると大概の日本の女性は離れていかれますよ』

そう言うとカラン様は膝から崩れ落ちた

ついでに近くにいる上司に

『あ、これ終わりました。私今日は早めに退社させてもらいます』

「あ、あぁ構わないが」

『では失礼いたします』

そう言って私は早めに家に帰った

・