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twenty ページ25




「……まぁ結局は俺のせいだったんだ」




弟を一人さえ守りきれなかった


それは《兄》である俺のせい




『……辛かったですね』


「だから俺は耐えないと」


『そんなことないですよ?』


「……何で?」




責任は俺にあるのに


だから俺を責めるべきなのに……




『オーソさんは全部の責任を背負わなくていいんですよ?』


「でも、俺長男」


『人間誰しも失敗します。いつかは大きな失態も起こすのです、だから……』





Aちゃんは手を重ね言葉を紡ぐ









『壊れても……いいんですよ?』









その言葉を聞いた瞬間目から涙が溢れてくる




「俺っ……嫌だった……っ…みんなが離れて……行きそうでっ……」



『……はい』



「怖かったっ……恨まれるのがっ……」



『……オーソさんはよく頑張りましたよ』


「……っ」






今まで言えなかった事を全部吐いた




……本当に情けないな、俺




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- 面白いです!おそ松さん好きなので嬉しいです!続きも頑張ってくださいね♪ (2018年7月5日 19時) (レス) id: 429cd77a15 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヨル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/reiri/  
作成日時:2017年7月15日 7時

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