【d！】弱肉強食の世界で最弱の私:2

さっきぶりですね ページ3

　
　
　廊下の窓枠に足をかけ化け物(ショッピ)が校舎内に入って来る。私とヤンデレクソ野郎の丁度真ん中の位置に立つショッピ

　なんですかその耳と翼と蛇(震)

　ショッピの野郎の頭には豹の耳が生え、背中には2対4枚の鷹の翼に極め付けは尻尾であろう蛇が意思があるかのように動いている

　ネコ科の豹に鷹に蛇……

　私の天敵欲張りセットですか?(震)。そんなハッピーセットみたいなの私頼んでないです。後ろのヤンデレ野郎倒して颯爽と飛び去れ


shp「ホンマ面倒くさい妨害にあったわ。久しぶりやなぁ……A。」

　犬共にめっちゃ殺意向けられてるのに眼中にもないかのように私の方に体を向けニコニコとしている

『あはは…さっきぶりですねイロニーさん。なぜ私の名前を? 』

shp「チーノに教えてもらったわ。」


　あの瓶底眼鏡!! (怒)


　おのれ許さんぞ末代まで祟ってやる…っ!! ネズミの怨みは深いからな


「化け物ってショッピ様っ⁈ やば、生で見るとイケメンオーラで目潰れそう。」
「目が潰れる⁈ 」

　お前らは平和でいいな!! 私もそんな人生送りてぇよ!!(怒)


shp「ほんまやんちゃやなA。そんな危ない物(ナイフ)持っとったら怪我するやろ。」


　私以外の奴には見向きもせずにこちらに歩いて来るショッピの野郎


「ぐわぁぁー!! 羨ましぃいー! ショッピ様に心配されてるぅぅー!!」
「こら! 静かにしないとっ!!」


『外野マジ黙れっ!!』ﾎﾞｿｯ

　変われるもんなら今すぐにでも変わってやるよ!! てか変わってくれ今すぐに!!



「お前!! 邪魔するなら殺すぞ!! 」

　完全に空気と化していたヤンデレ野郎がショッピに怒りの矛先を向ける。邪魔されたら怒るわな。そのままショッピの注意を引いてろ


shp「何ですかあんた。その程度で俺に喧嘩売るんですか? 雑魚やのに。」


　あのヤンデレ野郎を雑魚呼ばわりとは流石新入生代表。そのまま殺り合え。私はその内に逃げるから


「雑魚だと!! 侮辱するなよ悪魔風情が!! そこのドブネズミより先にお前を殺してやる!! 」

shp「は? 何やお前。」


　ヤンデレ野郎の背後に複数の魔法陣が浮かび上がり、ショッピの野郎は自身の影から禍々しいオーラを放った片手斧を取り出した


　今なら行ける


　そっと窓に近づき飛び降りようとすると突然襟を引っ張られる

Ra「みんなやめて!! 」

　襟を掴んだ脳内花畑が涙を流しながら叫んだ。集まる視線


　お前のせいで逃げそびれたんだけど(怒)

みんな心がドライ→←早く逃げたい

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