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「………俺、おかしいかも……Aさんと離れると不安なんだ……本当は24時間ずっと監視してたいって思う……北山さんのところに戻っちゃうかもとか、他の人を好きになっちゃうかもとか変なことばっか考えて…余裕ない……」
辛そうな顔の玉森くんに
さっきの怒りがしぼんでいく
「………私も余裕ないよ……女の子たちに囲まれてる玉森くん見るとモヤモヤするし、告白されたって聞くと不安にもなる……こんな私でいいのかなとかもっとお似合いの子がいるんじゃないかなとか……おかしくなんかない…一緒だよ…」
うつむく顔を覗き込んでそっと頰に手を当てると
背伸びしてキスをした
「………大好き……///」
「俺も….///」
付き合っていく上で不安は絶えずつきまとう……
でも、それを乗り越えられるくらい
お互いを信じていたい……
給湯室を出ると会議室にコーヒーを届けた
「遅かったね……玉は?給湯室で何してなのかなー?」
「なっ………何もしてませんよ…///玉森くんはもうすぐ来るんじゃないですか?」
「会社でイチャイチャしないでくださーい!……Aちゃん、鏡見た方がいいよ」
藤ヶ谷さんに茶化されてトイレへ駆け込むと
キスしたせいか口紅が伸びてしまっていた
「………//// やばっ……」
見つかったのが藤ヶ谷さんで良かった……
化粧を直してデスクへ戻る
昨日、何度も抜けていたせいか
仕事が山積みになっていた
「A、おはよう!半分手伝おうか?」
あまりの量にさくらが声をかけてくれた
「ありがとう………でも、回せるやつがないの……」
「そっか………じゃぁ、手伝えないんだ………」
「気持ちだけもらっとく……」
昼休みに返上でこなすものの残業は確定しそうだ
(今日は玉森くんとご飯食べようと思ってたんだけどな……)
時計を見ながら手を動かす
定時のチャイムが鳴っても帰れそうになかった
「やっと終わった!!!」
片付けて時計を見るともう20時………
(会議室は誰もいなかったし、玉森くんも帰ったんだよね…?)
1階まで降りると自販機の前に人影が見えた
「Aさんっ!!!」
「玉森くん?帰ってなかったの?」
「うん、トラブルの関係で謝罪に回ってて帰ってきたらAさん仕事してたからコーヒーでも差し入れようかなって!」
「ありがとう…帰ろっか!」
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ゆり(プロフ) - ハニハニさん» お読みいただきありがとうございました!またハニハニさんに喜んでいただける作品を書いていけたらいいなと思っております!コメントありがとうございました(^^) (2019年4月22日 17時) (レス) id: 16ebfdcf1c (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - まきこさん» お読みいただきありがとうございました!拙い文章でお恥ずかしいですが、楽しんで頂ける方がいらっしゃると思うと励みになります!コメントありがとうございました(^^) (2019年4月22日 17時) (レス) id: 16ebfdcf1c (このIDを非表示/違反報告)
ハニハニ(プロフ) - 終わっちゃって寂しいなーと思える作品でした。続編新作楽しみにしています。 (2019年4月22日 6時) (レス) id: 6c800c2a2c (このIDを非表示/違反報告)
まきこ(プロフ) - はじめまして!一気に読ませてもらいました!北山くん好きな私としてはこのままみっくんと終わっちゃうのかな〜と思ってしまってます(>_<)続き楽しみにしてます(^^) (2019年4月20日 8時) (レス) id: cfbbd37a93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆり | 作成日時:2019年4月15日 12時