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「Aさん、今日だけ!お願いっ!」
「ダメ!今日こそダメ!」
私たちは朝から
一緒に出社するかどうかでもめている
「俺たち、会社では別れたことになってるんだし 大丈夫だよ!」
「ダメだってば!その噂も一瞬でひっくり返る可能性だってあるんだから!」
「………じゃぁ、少し後ろを歩く」
「それもダメ!私、女性専用車両に乗るから 駅に着いても待ってちゃダメよ!ちゃんとさくらに話すまでは我慢して」
「………わかった。じゃあ、1個だけお願い聞いてくれたらそうする」
「いいよ…なに?」
「いってらっしゃいのチューして?」
「………///私も、仕事行くんだけど……」
「いいからっ!」
"チュッ"
少し背伸びしてそっとキスすると
「これから毎日ねっ!」
浮かれるように少し前を歩く玉森くん
「………//// もうっ!!!」
自然とほころぶ顔に幸せが込み上げる
(合コンまみれの毎日がこんなにも輝くなんて
あの頃の私に想像出来ただろうか…)
別々に出勤すると会社の入り口でさくらに会った
「……さくら、おはよう!」
「あっ、A……おはよう!研修楽しかった?」
玉森くんに話を聞いたからか…
こころなしか元気が無さそうに見える
「うん!お土産買ってきたよ!あのさ………今日の夜空いてる?一緒にご飯食べない?」
「うん、空いてるよ!定時に上がれるかなぁ?」
「忙しくないといいんだけどねー」
オフィスに上がると慌ただしい空気………
「誰か会議室までコーヒーお願いできる?」
席に着くや否や知らない社員さんに頼まれた
「あっ、私行きますっ!」
「あれって、システムの人?何かあったのかなぁ?」
心配そうなさくらに
「私、取り敢えず人数確認してくるから さくらはいつも通り仕事始めた方がいいよ!手空いた方がフォローするようにしよう」
会議室をのぞくと主にシステムの人が
大勢集まっていた
たくさん並べられたパソコンに張り付いている
(これは……コーヒーもたくさんいるわね……)
給湯室へ向かってコーヒーの準備をしていると
藤ヶ谷さんが通りかかった
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ゆり(プロフ) - ハニハニさん» お読みいただきありがとうございました!またハニハニさんに喜んでいただける作品を書いていけたらいいなと思っております!コメントありがとうございました(^^) (2019年4月22日 17時) (レス) id: 16ebfdcf1c (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - まきこさん» お読みいただきありがとうございました!拙い文章でお恥ずかしいですが、楽しんで頂ける方がいらっしゃると思うと励みになります!コメントありがとうございました(^^) (2019年4月22日 17時) (レス) id: 16ebfdcf1c (このIDを非表示/違反報告)
ハニハニ(プロフ) - 終わっちゃって寂しいなーと思える作品でした。続編新作楽しみにしています。 (2019年4月22日 6時) (レス) id: 6c800c2a2c (このIDを非表示/違反報告)
まきこ(プロフ) - はじめまして!一気に読ませてもらいました!北山くん好きな私としてはこのままみっくんと終わっちゃうのかな〜と思ってしまってます(>_<)続き楽しみにしてます(^^) (2019年4月20日 8時) (レス) id: cfbbd37a93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆり | 作成日時:2019年4月15日 12時