白雪姫と7人の恋人たち 1 (ページ8)

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「面倒だから、みんなよんじゃおっか！」

エレベーター前に呼び出された3人の男性………

「左から、渉！宮田！千賀！こちらは今日引っ越してきたAちゃん！北山の向かいの部屋ね！」

「今日からよろしくお願いします」

頭を下げると

「女の子なんだー！俺、めっちゃオタクだけどアニメとか好き？興味あるなら深夜のアニメ、リアタイしようよ！」

「俺、千賀健永このシェアハウスで1番年下！
近くの公園でよくダンスしてるから見にきてよ」

「Aちゃん、ご飯食べた？俺、みんなが集まった時の食事担当してるから食べたいものあったら何でも作るよ」

口ぐち話す3人に圧倒される

「Aちゃん、困っちゃってるじゃん」

笑いながら藤ヶ谷さんがフォローしてくれて

じゃぁまた歓迎会で…とそれぞれ部屋に戻る

「あとのお二人はいつ頃戻られますかね？」

「タマは多分、夜中だから明日の朝のがいいかな？ニカは夕方には戻ってくると思うよ」

「ありがとうございます！」

(藤ヶ谷さんがいてよかった)

ホッとしながら部屋に戻ろうとすると

「あっ！あのさ、夕飯いつもみんなで食べるからAちゃんも一緒にどう？」

「えっ？いいんですか？」

このシェアハウスの流れが分からなかった私は
誘ってもらえてとても嬉しかった

引っ越し初日からみんなの輪の中に
自分で入っていくのは少し気がひける

「もちろんだよ！18時に2階のキッチンね！」

「はい！じゃぁ、また」

部屋へと戻ってまた荷ほどきを始めた