白雪姫と7人の恋人たち 1 (ページ37)

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「はっ………！？！」

目覚めると自分の部屋で…頭がガンガンする……
時計を見るとまだ朝の6時………

「私って…どうやって部屋に戻って来たんだっけ…？それにしても、頭が痛い……」

お水を取りに部屋着のままキッチンへと向かう
静まり返ったキッチンは綺麗に片付けられていた

「気持ち悪い………」

外の風に当たりたくて
お水を持って4階へと上がる

プレイルームのバルコニーへ出ると
設置されたソファーに座り込んだ……
まだ冷たい朝の風が心地いい………

遠くに見える街を見ながら風に当たっていると

"コンコンッ"

ノックの音がした
振り返ると窓をノックする藤ヶ谷さん………

「おはよー……二日酔い？」

早朝なのにコーヒーを片手にすごく爽やかだ

「………はい………飲みすぎました………」

「楽しそうで何よりだよ………因みに、俺が部屋までAちゃんの事運んだけど何もしてないからね」

「ふふふっ、信用してます」

二日酔いでグダグダな私とは大違い
しばらく景色を眺めながらボーっとしていると
藤ヶ谷さんが小さな声で話し出した

「………Aちゃん……言いたくなかったら言わなくていいんだけど……こないだの女の人って………」

天気のいい朝に
藤ヶ谷さんじゃなかったら
話さなかったかもしれない……
でも、この人になら私の過去を打ち明けても
受け入れてもらえるような気がして………

ポツリポツリと話し出した