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2階へと移動すると
ハデに飾られた横断幕にパーティ仕様のキッチン
机の上には美味しそうな料理が並んでいた
「すごい………」
お誕生日席に座らされると
クラッカーを持った7人が私を取り囲む
「Aちゃん!シェアハウスへようこそ!」
北山さんのかけ声に
一斉にクラッカーのヒモが引かれた
"パーンッ"
キラキラと飛ぶ金銀のテープ………
「ありがとうございます……こんなにステキなパーティ準備してくださっていたのに……今まで寝ててごめんなさい………」
申し訳なくて謝ると
「そうでもないんじゃないかな…?」
時計を指差す横尾さん…
見上げると18時を少し回ったところ………
(よかった………そんなに眠ってたわけでもなかったんだ………)
ホッとしていると
「パーティの開始時間に合わせてお姫様が目を覚ましてくれたのは、誰かさんのキスのおかげかなー?」
ニヤニヤする横尾さん………
「………えっ?」
キスされた記憶はない………
目覚めた時に目の前にいたのは玉森さん………
玉森さんを見ると耳を真っ赤にしたままコッチを見ようとしない………
「あのっ………キスって………///」
横尾さんに聞こうとすると
「そんな冗談はいいじゃん…早く食べよ」
藤ヶ谷さんに遮られた………
みんなを待たせるのも悪いと思い
「そうですね……いただきます!」
横尾さんが作ってくれた美味しそうな料理に
手をつける
千「これ、うまーっ!」
宮「ね、これ食べた?マジ美味いよ!」
玉「俺、これすごい好きな味だわ!」
美味しい料理にみんなのテンションも上がる
"今日だけ"と言って用意された
お酒もまわってきてみんな大騒ぎだ
二「ねー、Aちゃんのファーストキスはいつなの?彼氏はいるの?」
酔って絡んできたのはニカちゃん……
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横尾渉 - 面白いです。続き待ってます! (2018年9月12日 16時) (レス) id: 0c3559fc26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆり | 作成日時:2018年8月11日 0時