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藤ヶ谷先輩と会社までの道を
話しながら歩いていると

「おっ!タマ!!!」

少し前を歩く男性に藤ヶ谷先輩が声をかけた

(…………たま?)

視線の先をよく見ると

(………?!お隣の玉森さん?)

お互い目が合ってビックリする

「えっ?……あっ!………えっ?」

驚きながら玉森さんと藤ヶ谷先輩を
交互にキョロキョロしていると

「あれ?2人は知り合い?」

「あのっ………お隣さんです!」

「あっ、そーなの?タマは今日からうちの会社で働くんだよ!俺の部署だからAちゃんとは接点ないかもしれないけど」

藤ヶ谷先輩にそう紹介されて
玉森さんを見るとペコリと頭を下げた

(………人見知りなのかな……それか、隣人が同じ会社で驚いて声も出ない?……んなわけあるかい!)

心の中で一人ツッコミしながら

「よろしくお願いします」しおらしく頭を下げた

「こちらこそよろしくお願いします…」

恥ずかしそうに頭を下げた玉森さんは



「じゃぁ、また後で挨拶回りに顔出すかも」
と言いながらひらひらと手を振って歩く

藤ヶ谷先輩の後を追っていった


「聞いた?藤ヶ谷先輩の下についた玉森くんの話!」

興奮気味のさくらが私のデスクにかけつける

「あーうん…….」

パソコンから目線をそらさず仕事を続けていると

"バンっ"

机の上にはさくらの手………

「どっ……どうしたのよ急に…………」

あっけに取られてさくらの顔を見上げる

「私、ちょータイプ!」

「へっ?!」

「だから、玉森くん!!!」

「あー……そう」

「はぁぁぁぁぁ、もうっ!合コンの女王と呼ばれたAが食いつかないってどーゆーことよ?」

「私は………王子様見つけてるし」

「それってタクシーの王子様のこと?だいたいあの日以来会ってないんでしょ?もっと現実見ていこうよ!藤ヶ谷先輩にしとけば?」

「さくら………それは失礼でしょ?藤ヶ谷先輩はたしかにかっこいいけど、恋に落ちる相手は自分じゃ決められないのよ」

「もう少し若かったら応援するんだけどねーその恋。私は諦めた方がいいと思うけどなぁ……」

さくらの言いたいことは分かる……
でも、もう一度だけでも会いたい……
カタカタとキーボードを打ちながら
無意識に思い浮かべる横顔………

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設定タグ:Kis-My-Ft2 , 北山宏光 , 玉森裕太   
作品ジャンル:タレント
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作者名:ゆり | 作成日時:2019年3月30日 1時

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