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翌朝、さっそくさくらに報告する
「さーくらっ！おはよ！今日のランチ外で食べない？」
「…………おはよ」
私のテンションとは打って変わって
酷い顔のさくら………
「どうしたの？すごい顔…二日酔い？」
「もうっ！Aのせいだからねっ！昨日！玉森くんと2人にしてAどっか行っちゃうから会話が途切れるたびにお酒飲んでて気づいたら記憶ないし藤ヶ谷さんに起こされたのタクシーの中だしっ！お酒飲みすぎて寝る女なんて絶対玉森くんに引かれてる………」
「大丈夫だよー……玉森くんはそんな事で引かないよー……取り敢えず、薬飲んで元気出して」
二日酔いの薬を手渡してさくらをなだめると
噂の玉森くんがちょうどさくらのデスクにやってきた
「さくらさん、昨日お疲れ様でした！俺、先に帰っちゃったんですけど大丈夫でした？」
「あっ……うん……飲みすぎて寝ちゃってごめんね……普段はあんな事ないんだけど、ちょっと緊張しちゃって………」
「そうだったんですか？俺、さくらさんってお酒弱いんだなーって思ってました」
2人の会話にホッとしながら資料をまとめると
会議室の準備に向かう
会議室に入ると机を並べてそれぞれの席に
資料を並べ始めた
"コンコン"
「Aさん、ちょっといい？」
その音に頭を上げると
玉森くんが顔をのぞかせていた
「どうしたの？昨日、ありがとね…太もも触られてたの誰も気づいてないと思ってた」
「あぁ……俺、Aさんのことずっと見てましたから」
「えっ？あぁ………そっか……ありがとう」
なんとなく恥ずかしくて目をそらす
「Aさん、北山さんと付き合うんですか？」
「…………なっ、なんでそれを」
驚いて玉森くんを見ると
真っ直ぐ私の目を見て
「俺、昨日 エントランスに2人でいるの見てました」
その一言に顔が一気に赤くなる
(………見られてた……///どこからどこまで？キスしてたところは？抱き合ってたところは？)
「そっ、そっか……なんか見苦しいところ見せちゃったね……ごめん」
頭の中がグルグルしたまましどろもどろで答える
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作者名：ゆり | 作成日時：2019年3月30日 1時
