･ ページ10
《A》
ほんまやったらマネージャーとタクシーで帰るつもりやったけどありがたいことに自分の家の近くまで送ってもらえることになった
40分くらいインタビューをしてもらってそっから色々と話してから送ってもらったので時間はもう夕方になってた
スタ「そんじゃお疲れ！また後日よろしくね！」
「はい！ありがとうございました！失礼します」
車のドアを閉めて一礼して車が曲がる所まで見送ってマンションの入口に向かっていると、
ブーブーブーブー
カバンの底で鳴るバイブレーション
画面を見るとはっすんの名前が書いてあって、すぐに通話のマークをタップする
「もしも」
大橋［おーいA！もしもし！あのさぁ！あ、今大丈夫ー？おーい聞こえてるー？もしもーし！あれ、繋がってるよな？］
「聞けよ！こっちの応答！顔の横についてるのは飾りですか！！あ゛ぁん！！？」
出るなり矢継ぎ早に言ってくるはっすんを一旦止める
思ったより声が出てすれ違ったご近所さんがこっちを見たけど雨の音で聞こえてないことを信じて、なるべく穏やかにあいさつをする
大橋［ごめんごめん〜なははは(笑)］
そんなことも知らない、陽気なはっすんの笑い声が右耳から聞こえる
「で？どうしたん？」
自分のポストの中を確認しながら改めて聞く
大橋［いやさぁ、急に降ってきちゃってさぁ、びちょびちょなんよ〜］
「は？お、おお」
だからなにって言うのを我慢して続きを聞く
大橋［やからさ〜…］
後ろから足音がして、反射的に振り向く
大橋［「来ちゃった。家、入れてくれへん？」］
耳元の篭った声と、なにからも遮られていないかすれた声が重なって聞こえた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 230人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「なにわ男子」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
鹿丸(プロフ) - やこさん» とんでもないです!!もったいないお言葉ありがとうございます!! (2020年6月11日 0時) (
レス) id: 5a84809dd5 (このIDを非表示/違反報告)
やこ(プロフ) - 天才ですね、大好きです、、、いつも更新楽しみにしております (2020年6月10日 2時) (レス) id: 1e3fb893f2 (このIDを非表示/違反報告)
鹿丸(プロフ) - 瑠架さん» うわぁありがとうございますめっちゃ嬉しいです!!自己満なんで暇つぶしに見てやってください！ (2020年5月28日 17時) (レス) id: 5a84809dd5 (このIDを非表示/違反報告)
瑠架(プロフ) - めちゃくちゃおもしろくて好きです!(急にごめんなさい笑) (2020年5月27日 15時) (レス) id: 5690f7e03e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：鹿丸 | 作成日時：2020年5月25日 15時
