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《嶋崎》
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「…ってことがあってな」
「あれから帰り道は絶対あの道通っててさ、ちょーどこんな感じの裏道！懐かしなぁ…」
話し終わったAちゃんは、僕の方を見ると、どこを見るわけでもなく前を向きながら優しく微笑む
Aちゃんのそんな顔を見たんも、昔のそんな話を聞いたんも初めてで、なぜが無性に小島くんが羨ましくなった
嶋崎「小島くんがそんなんするん、なんか意外です、ね…大晴くんはしそうやけど！」
やからちょっと嫌味っぽく言ってしまった
「小島ってなー、実はかっこいーとこあんねん」
自分のことみたいにドヤ顔するAちゃん
小島くんもAちゃんも先輩やし、歳も離れてる
けど、
離れてる割には仲良い方やし、
それは2人も思ってくれてると思う
でも、2人には僕に出会う前から過ごしてた時間があって、共有してる思い出があって…
その差はきっと誰にも埋めることができひんし、誰も入ることができひん2人だけのものなんやって、嬉しそうに話すAちゃんを見て思った
だから
僕が羨ましく思ったのはきっと、
Aちゃんと一緒に帰ってた小島くんじゃなくて、
Aちゃんを守った小島くんでもなくて、
そういう色んなものを共有してきた2人の関係性に対してで
今の学校の友達とか、リトかんのみんなとの思い出もあと数年たったらそんな風に思えるときがくんのかななんて考える
あーなんかみんなに会いたくなってきたなぁ。
「斗亜、学校楽しい？」
嶋崎「めっっちゃ楽しいです！」
ぼーっとみんなのこと考えてたらAちゃんが笑って聞いてきて、咄嗟にそう答えたけど、全然ちゃんと本音
「〜！いい子っ！！」
僕の頭をわしゃわしゃ撫でて、無邪気に笑うAちゃんの顔は、不思議といつもより大人っぽく見えた
みんなからツンデレツンデレ言われるAちゃんより、よっぽと小島くんの方がツンデレやなぁって
Aちゃんと別れたあと、小島くんの新たな一面を知った
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小島「斗亜っおは」
嶋崎「小島くんってツンデレなんですか？」
小島「え？なに？ツン」
嶋崎「ほんまは嬉しいくせに冷たくすんのやめた方がいいですよ」
小島「お前が言うそれ！！？！！でも俺はツンデレな斗亜も好きやで…って斗亜待って！！斗亜ぁ！！」
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鹿丸(プロフ) - やこさん» とんでもないです!!もったいないお言葉ありがとうございます!! (2020年6月11日 0時) (
レス) id: 5a84809dd5 (このIDを非表示/違反報告)
やこ(プロフ) - 天才ですね、大好きです、、、いつも更新楽しみにしております (2020年6月10日 2時) (レス) id: 1e3fb893f2 (このIDを非表示/違反報告)
鹿丸(プロフ) - 瑠架さん» うわぁありがとうございますめっちゃ嬉しいです!!自己満なんで暇つぶしに見てやってください！ (2020年5月28日 17時) (レス) id: 5a84809dd5 (このIDを非表示/違反報告)
瑠架(プロフ) - めちゃくちゃおもしろくて好きです!(急にごめんなさい笑) (2020年5月27日 15時) (レス) id: 5690f7e03e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鹿丸 | 作成日時：2020年5月25日 15時
