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《大橋》
そうやんな、Aだって気まずいの嫌よな。
そういうやつやもんな
丈くんに話してよかった
藤原「じゃあ俺楽屋行くわ、ほな」
大橋「うん！ありがとう」
あいよって言いながらスマホの画面をこっちに見せながら顔の横で振る丈くん
それがなにを意味してるんかわからんかったのも一瞬で、
「丈くんわざわざこんなとこじゃなくても楽屋で…あ」
後ろからAが現れて、丈くんが呼んでくれたんやと理解する
俺に気づいたAは、気まずそうに目線を下にさげた
大橋「…あ、お、おはよう、A」
「おはよう…」
いざ本人を前にすると口も思うように動かんくて、余計に気まずい空気になってしまった
この空気の中、俺だけに見えるように口パクで“ガンバレ”って言って楽屋に行った丈くん
なんかちょっとカッコよく見えてしまった
キザやな丈くん。
俺の回やのに…くそ。
「えっちょっと丈くんどこ行くん！」
大橋「ええねん、俺が呼んでほしくて…」
「あ…」
何かを察したAは一瞬俺の方を見てまた顔を下げた
大橋「ごめん！」パンっ
顔の前で手を合わせて、軽く前に屈む
「…」
大橋「Aの気持ちも考えんと…
嫌やったよな…気まずくしてごめん！」
人通りが増えてきたからあんまり目立たへんようにしたいけど、やっぱり声はでっかくなってしまってキョロキョロ周りを確認してると
「あたしの方がごめん…気まずくしちゃって」
顔を上げながら俺の目を見て、Aがそう言った
お互い、あの時からの次の展開を広げようとはしいひんかった
あくまで今俺らが謝ってるのは気まずくなったことに対して
それでいいねん
あの日帰ってから今日まで、ほんっまにどこにいても居心地悪かった
心ここに在らずって感じやった
だから優先するのはこれで正解やねん
Aが照れたように笑ったのを見て改めてそう思えた
「ふふ(笑)」
大橋「？」
「はっすんの真剣な顔おもろい(笑)」
大橋「おい雰囲気！台無しやんかぁ！(笑)」
いつもみたいにそう言い合って並んで楽屋に向かった
するとAが横から俺の顔を覗き込んで、
「ちゃんと嬉しいよ、ありがと！」
それだけ言って先を歩いてく
また子供みたいな笑顔で笑うから無理やり止めた感情がまた動き出しそうになった
きっと止めることは無理なんや
ならいっそもっと促進させたる
見とけよ俺なりの愛情表現！
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鹿丸(プロフ) - やこさん» とんでもないです!!もったいないお言葉ありがとうございます!! (2020年6月11日 0時) (
レス) id: 5a84809dd5 (このIDを非表示/違反報告)
やこ(プロフ) - 天才ですね、大好きです、、、いつも更新楽しみにしております (2020年6月10日 2時) (レス) id: 1e3fb893f2 (このIDを非表示/違反報告)
鹿丸(プロフ) - 瑠架さん» うわぁありがとうございますめっちゃ嬉しいです!!自己満なんで暇つぶしに見てやってください！ (2020年5月28日 17時) (レス) id: 5a84809dd5 (このIDを非表示/違反報告)
瑠架(プロフ) - めちゃくちゃおもしろくて好きです!(急にごめんなさい笑) (2020年5月27日 15時) (レス) id: 5690f7e03e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鹿丸 | 作成日時：2020年5月25日 15時
