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《大橋》
まさかこんな展開になるなんて思いもせんくて、
日付もあと二時間くらいで変わるってのにワクワクしてきた！
西畑「A先にお風呂はいってきていーよ」
「あざすっ！ほんじゃ行ってきまぁす！」
なんか慣れてんなあ2人とも
そっか、Aも大吾ん家泊まるん初めてじゃなかったな
大吾の家には何回か俺もお邪魔することが多くて、最近は泊まらしてもらうことも多かったから、俺以外にもこの家に慣れてる人がいるのがなんか不思議やなぁ
ってぼーっと、お風呂に向かったAを見てた
西畑「……覗くなよ」
大橋「へぇあぁ！！！！？？！！は！！？
ばっ！！アホか！！！！誰が！！！！」
西畑「なんかさっきからソワソワしてるから」
大橋「ししししてへんよ別に！！！！
いつもこんなんですぅ！！！！！」
西畑「まあ…確かに」
納得すんのかいっ！！！！！！
てか…
大橋「着替えちょっと見えたりしたことあるし、そんな見ようとせんでも…なあ笑」
西畑「はっすんそれ絶対Aに言うたらアカンで」
大橋「えっなんでさ」
はーーーって盛大にため息をつく大吾
西畑「あんたデリカシーないってよく言われん？」
大橋「え？…いや最近丈くんといたら恭平がいじけよってさー」
西畑「それジェラシー」
大橋「感じるっ！言葉はなくとも脳に伝わる！！」
西畑「それテレパシー」
大橋「あ、大吾の部屋の写真ネットにあげてもいい？」
西畑「それプライバシー…
ってもうええわ！！デリカシーやデリカシー！！！乙女心をわかってないねんあんたは！！！！！」
大橋「ええ〜そんなことないよ！」
デリカシーがないなんて言われたことも言ったこともないからピンとこーへんくてとりあえず否定する
西畑「俺わりと今まで頑張ってきたつもりやねんな。」
大橋「え？あぁ…うん、だいぶ守ってきたな笑」
大吾はAと同期やけど歳が3つ離れてるからか
2人の関係は仲良い兄弟みたいな感じで
入ってすぐは大吾がAのお世話してたイメージ
Aはもともと世間知らずというか、
天然気質なとこがあったから、大人の階段を登るペースは大吾が握ってるって感じやった
そのおかげか、下ネタには免疫がなさすぎて、
ピュアすぎる19歳ができあがってしまった。
西畑「たまにさ、もしAに好きなやつとかできたら俺生きていけんのかなって思うねん。」
大橋「それは重い！！！！」
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作者名：鹿丸 | 作成日時：2020年5月3日 1時
