スカートでもバク転させて！２ (ページ16)

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《大橋》

…無理やった。

もぉーーーなんでなんよーーーー！！！！

くっそー無理やと分かったら余計3人でご飯行きたくなってきたやんーーーー！！！！

どうにかして3人でいる時間を増やす方法はないか必死に考えてたら、大吾が

西畑「ん～、じゃあ俺ん家来る？」

「えっ大ちゃんち！？」

大橋「いいん！？！！大丈夫なん！！！！？」

西畑「いつか連れて来いって言われてたし、今からどっかのお店入ってもそんな長居できんやろ」

いぇーい！！！ありがたや～～！！！！

「いや大ちゃんちは大丈夫なん！！？」

西畑「LINEしとくわ、まあ大丈夫大丈夫」

喜ぶ俺とは違って申し訳なさそうな心配そうな感じで、連絡する大悟を見るA

大橋「大吾が言うてくれてるんやし、ここは甘えよっ！なっ！」

「…それもそうやな！」

大橋「よっしゃほな行こ～～～～～～～！！」

3人で大吾の家に向かって歩き出す

大橋「そういやAは一人暮らしなんやんな？」

「そうやで！もう半年以上経つなぁ」

西畑「もうそんななるんや！」

Aは大阪住みじゃない

中学校はたしか、ふつーに地元の学校で
高校は大阪の方に通ってたと思う。

まだ高校生のときは大阪での仕事が多かったからよかったけど、卒業が近づくにつれてそうもいかんくなってきたから、卒業のタイミングでこっちで一人暮らしするって言ってたな

大橋「ご飯作れるよーになったん？(笑)」

一人暮らしを始めたころに何人かでAの家に遊びに行って、ご馳走してもらったことがある

…そんときに料理苦手っていうのがわかった

「最近は大晴のお母さんがおかず分けてくれるねん、それに頼ってる(笑)」

西畑「高校の時と変わらんやん～」

大橋「高校のときは大吾ん家によく行ってたんじゃないん？」

大阪の高校に通ってたって言っても
実家から通ってたから、学校終わってそのまま仕事ある日とかは帰りが遅くなるから
Aはよく大吾の家に泊まったりしてたっていうのを聞いたことがある。

「大ちゃんちは大ちゃんとお仕事終わんのが一緒のときだけ。大晴んとこはレッスン終わりとかにお世話なっててん」

大橋「そういえばふたり同い年やもんな」

「でも大ちゃんとこはほんまに久しぶりやからちょっと緊張するなぁ」

大橋「俺も～」

西畑「あんた先週ぶりやん」