【3年A組 男主】 −Death game −

3年A組 ページ24

香帆「…あのさぁ、なんか二人の世界に入ってるけど…もう答え出てるから 。
澪奈は 水泳界のプレッシャーでドーピングを…」






「違う！！」





反論したのは 他の誰でもない





茅野さんだった。








茅野「澪奈が 自 殺したのは、そんな理由じゃない……」


こんなに堂々と 自分の気持ちを表そうとする茅野さんは 久しぶりだった 。







茅野「…みんなが、澪奈を無視するようになって…っ、まるで空気みたいに扱われるようになっていって……っ、。

可哀想だった…」






諏訪「ちょっと待ってよ！それじゃ私達……」




「それで？」




茅野さんの言葉に反論しようとする諏訪の言葉を遮り 、



「何か足りない」と 言うかのようにそう茅野に問いかける






柊「お前はどうした 。」





訴えかけるように 静かな教室でそんな声が響く




茅野「…澪奈 からっ、手紙を貰いました… 。」


その言葉に 耳を傾ける






ポーチバックから 小さな手紙を取り出し 、その内容を読み上げた






「私とさくらは違う 。


プロレスネタとか全然わかんないし、ずっと合わないって思ってた 。

だからもう 二度と話しかけないで。



さくらとは、友達になれない 。」




その手紙によって さくらも澪奈を 避け始めたことも全て 話した 。




茅野「澪奈を、空気みたいに無視するようになって…




澪奈はきっと、それが辛くて……」






茅野さんがそう話していると 香帆が「なにそれ」と 言葉を被せる






香帆「それじゃあまるで…うちらが 澪奈の自 殺の引き金引いたみたいじゃん！！



うちら主犯にして、ぶっきーに捌いてもらいたいの？」




香帆が そう言うと クラス中が 茅野さんに 冷たい目線を送った 。

俺は もうなにも見れなくて 俯いた 。俺は 皆んなが言うみたいに 優しくもないし 強くもない





責められている茅野さんを助けてあげられない 。

意思を言える程 強くも無かった＿＿＿＿＿＿＿

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