こいつだけはない【MG】 (ページ4)

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04 MG ページ4

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【MG side】

「ミンギュ〜、Aのこと紹介してくれよ〜！」

生きていれば女の子の紹介を頼まれることもあるだろう。

それを頼んでくるやつが全く仲良くないやつだということもあるだろう。

その女の子が自分の幼馴染だってこともあるだろうか。

『いいや、無理。』

「なんでだよ！お前仲悪いじゃん！
なに、本当は好きなの？」

『そんなんじゃない。あいつに彼氏ができたら俺の暇つぶしがなくなるから。』

「うわ〜お前悪魔だな。」

悪魔だってなんだっていい。

あいつの彼氏にお前だけはない。

DK「…とか言っちゃってさ。独占欲丸出し。」

『ソクミナ、死にたいの？』

DK「あー怖い怖い。
いつか本当にAに彼氏ができたら死ぬんじゃない？」

『あいつにはできないよ。絶対にね。』

「どっからその自信が湧いてんだよ。」

『ジョンハニヒョン！』

ドアにもたりかかる姿はジョンハニヒョンだから絵になっている。

俺のサッカー部の先輩。まさにエースだ。

SC「ミンギュ。その調子で男避けよろしくな。
あいつ最近変なんだよ。見た目ばっか気にするようになってさ…。
…俺のためかな。」

こっちで真顔になりながら語ってる少しキモい男はAの実の兄である。

DK「ヒョンたちなんでここに？」

JH「スンチョルがAの忘れ物届けに来たんだけど、あいつ何組だっけ。」

『隣だよ。』

SC「A困ってるかな。早く渡しにいかないと。」

JH「Aもそろそろ俺に会いたくなってきた頃だよね。」

この人たち本当に高3なの？

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