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YA「やだなぁ、A。
本当に信じてたの？私、他校に彼氏いるよ？」
『…わざわざ何のために？』
YA「あー、Aは鈍感だもんね、知らないか。
ユアはね、Aと友達になりたかったんだよ！
でもー…あれはいらない。」
ユアがそう言って指差す方を見れば下を向いて少し震えたミンジがいた。
YA「ねぇ、知ってる？
私とミンジって同じ中学だったんだよ。」
『それがなに？』
YA「ミンジったら中学時代ちょーいじめられてたのに、高校デビューなんてしちゃってさ。
笑えるよね。中身はなーんにも変わらないのに。」
ミンジがいじめられていたなんて、そんなの聞いたことない。
そんなの、知らなかったよ。
YA「最初は同姓同名かと思ってびっくりしたよ。
だって顔違うもん。」
この期に及んでユアは笑っていた。
周りの人は流石にやばくない？なんて顔しながらも、傍観するだけ。
YA「ねぇ、ミンジ。
ソクミンがあの頃のあんたを知ったらどう思うかな…。」
MJ「…めて。っやめて、！」
『ミンジっ！』
やっと顔をあげたミンジは目から涙をこぼした。
“やめて”
そう叫んで教室を飛び出すように走っていった。
YA「ふふ、ミンジとまた同じ学校で私は嬉しいなぁ。
あいつ、ソクミンに恋しちゃって、乙女なんだから。
Aにも言ってなかったなんてね。
腹立たないの？」
ミンジがソクミンを好き？
私の知らない世界が広がっていて、頭がパンクしそうだった。
『うん、腹立つ。』
なんで、言ってくれなかったの？
涙が溜まって視界が歪む。
そんな私を見てユアは相変わらず笑みを浮かべてた。
本当に腹が立つ。
『ユア。なにが楽しいの？』
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作者名：だんご
| 作成日時：2022年11月30日 14時
