こいつだけはない【MG】 (ページ11)

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それから特に何かがあるわけもなく、1週間ほどが経った。

ミンギュとは相変わらずだけど、それなりによくやっている。

『あれ、ミンジまた休み？』

問題といえば、ミンジがよく休むようになった。

前に急用があるとか言っていたその日からだったっけ。

体調でも崩したのだろうか。

「ねぇ。」

『…ん？』

そんなことを考えながら席に着くと、クラスメイトが話しかけてきた。

話すのなんて初めてくらいのユア。

学年でも有名な可愛らしい子でTHE陽キャと言ったところ。

YA「Aとミンギュって付き合ってるの？」

『え？いや、付き合ってないよ。幼馴染ってだけ。』

YA「そう…。」

なんだ？ユアもミンギュが好きなやつ？

そうなるとかなり面倒なことになりそう。

YA「私ね、実は、ソクミンのことが好きなの。」

『ソクミンね…え！？ソクミン！？』

YA「そう。ミンギュと仲いいでしょ？
それでそのミンギュと仲のいいAに協力してほしいの。」

『…まぁいいけど。』

別に、断る理由はない。

YA「ほんと！？ありがとう！
そしたら、まずソクミンが好きなタイプ聞いてきてくれない？」

『え？私が聞くの？』

YA「だって、協力してくれるって言ったじゃん、。」

そう言うとユアは悲しそうに私を見上げてくる。

そんなことをされれば良心が痛んでくるじゃないか。

確かに私が協力するって言ったもんな。

『ん、わかった。
後で聞いてくるよ。』

YA「ありがとう！」

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