検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:165,289 hit

16 ページ17

「…っは、キバナ、やめ…っ」



苦しさから顔を背けたAの顎を掴んでこちらを向かせた。



オマエはオレのことが好きなんじゃねーのかよ。
他の男のものになるなんて許さねえ。






「…っ!っ、んぅ」







嫉妬心に歯止めが効かなくなり、強引に舌をねじ込んだ。




Aの頰に涙が伝う頃、彼女の体は完全に力が抜けていた。





「オマエ、今どんな顔してるかわかってんのか?」





脱力している細い腰を引き寄せ、彼女の背後から再び顎を掴んで無理矢理洗面台の鏡と向かい合わせる。



薄暗い脱衣所の中でも、涙の浮かぶ紅潮したAの顔と、ぬれた唇はハッキリと鏡に映っていた。






「…やらしー顔」







Aの首筋に舌を這わせて思い切り噛み付いた。






「っ、ぅ、いたい…」




「…っ!」





いたい、いたい、

弱々しくぼろぼろと泣くAをみてハッとし、彼女の体から離れる。



「…わるい」






そう言うと、Aは無言で着ていた服を持って脱衣所を出て行った。



パタン、と扉が閉まるのと同時に思わずその場に座り込んだ。




「…何つーことしてんだよ、」




最低じゃねえか、オレ…。











____________

17→←15



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (309 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
833人がお気に入り
設定タグ:ポケモン , 剣盾 , キバナ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

華棚 - 「恋に恋して」良いですね!名○偵コ○ンで知って大好きな曲の1つです! (2019年12月12日 21時) (レス) id: 2a7a7ec279 (このIDを非表示/違反報告)
pusupusu(プロフ) - 華棚さん» 頼りにというよりは、雰囲気だけ味わってます。この作品だと切ない系の曲をいっぱい聴きますよ〜 (2019年12月8日 22時) (レス) id: 6d6a05232d (このIDを非表示/違反報告)
華棚 - アスノヨゾラ哨戒班も倉木麻衣さんの曲も良いですね!私には倉木麻衣さんは恋愛系が多いイメージがあるのですが、それを頼りに小説を書いているのですか? (2019年12月5日 19時) (レス) id: 2a7a7ec279 (このIDを非表示/違反報告)
pusupusu(プロフ) - 御巫さん» コメントいただきありがとうございます。特にテーマソングはございませんが、皆さんでお好きに当てはめて楽しんでいただければと思っております。余談ですが、わたしはいつも倉木麻衣さんの曲を聴きながら書いてます。 (2019年12月5日 12時) (レス) id: 6d6a05232d (このIDを非表示/違反報告)
pusupusu(プロフ) - 華棚さん» とても嬉しいコメントありがとうございます。わたしの好みが爆発してる作品ですが、これからも温かく見守って頂けると幸いです。 (2019年12月5日 12時) (レス) id: 6d6a05232d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:pusupusu | 作成日時:2019年12月2日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。