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翌日、ソニアのお祝い会は予定通り行われていた。
久しぶりにお会いしたジムリーダの方々、ダンデ、仲の良かったルリナと他愛もない会話が弾む。
…もちろんキバナとは話せていないけど。
ヒウンシティのデパートで購入したソニアへのプレゼントのポシェットはとても喜んで貰えた。
ありがとう！一生大事にする！
キラキラの笑顔を見せる彼女に、自然とこちらも笑顔になった。
「で、キバナとはどうなのよ」
今までその話題に一切触れてこなかったルリナが周りの人を少し気にするように聞く。
ルリナとは、わたしがイッシュへ行った後、何度か連絡を取っていた。
「どうって、別に何も…」
わたしが小声で答えると、ルリナは小さくため息をついた。
「あなたたち2人、昨日ナックルシティで会ったそうじゃない」
「な、なんでそれ知ってんの？！」
「キバナがチャンピオンに話してるの聞いてた。…で、何もなかった訳ないんでしょ？」
バツが悪そうにルリナを見ると、楽しそうに笑っていた。
昔からの付き合いだからか、ルリナには誤魔化しが通用しない。
「まぁ、色々あって…3年ぶりに会ったんだけど、まともに会話してなくて…」
結局また逃げる形になりました…。
わたしの言葉にルリナは呆れ顔で背中を思いっきり叩いた。
「痛っ」
「ほんと、キバナに同情するわ…」
「…スミマセン」
「ほら、そんな情けない顔すんな！鏡で見てきな！」
そう言ったルリナにもう一度背中を叩かれ、パウダールームに押し込まれた。
「じゃ、あたし先行ってるから！無理しないようにね」
ルリナはわたしに絆創膏と錠剤を差し出すと、そのまま会場に戻って行った。
「…バレてたのかぁ、」
昨日雨に打たれたせいか、今朝から少し熱っぽい。
額に手を当てた視線の先には、ピンヒールから顔を出した痛々しい靴擦れ。
「…敵わないなぁ、ルリナには」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
日曜なんとか更新できました。
いつも読んでくださってありがとうございます。
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華棚 - 「恋に恋して」良いですね！名○偵コ○ンで知って大好きな曲の１つです！ (2019年12月12日 21時) (
レス) id: 2a7a7ec279 (このIDを非表示/違反報告)
pusupusu(プロフ) - 華棚さん» 頼りにというよりは、雰囲気だけ味わってます。この作品だと切ない系の曲をいっぱい聴きますよ〜 (2019年12月8日 22時) (レス) id: 6d6a05232d (このIDを非表示/違反報告)
華棚 - アスノヨゾラ哨戒班も倉木麻衣さんの曲も良いですね！私には倉木麻衣さんは恋愛系が多いイメージがあるのですが、それを頼りに小説を書いているのですか？ (2019年12月5日 19時) (レス) id: 2a7a7ec279 (このIDを非表示/違反報告)
pusupusu(プロフ) - 御巫さん» コメントいただきありがとうございます。特にテーマソングはございませんが、皆さんでお好きに当てはめて楽しんでいただければと思っております。余談ですが、わたしはいつも倉木麻衣さんの曲を聴きながら書いてます。 (2019年12月5日 12時) (レス) id: 6d6a05232d (このIDを非表示/違反報告)
pusupusu(プロフ) - 華棚さん» とても嬉しいコメントありがとうございます。わたしの好みが爆発してる作品ですが、これからも温かく見守って頂けると幸いです。 (2019年12月5日 12時) (レス) id: 6d6a05232d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pusupusu | 作成日時：2019年12月2日 21時
