強引な誘い１ ページ33
【強引な誘い】
セフンの気持ちを知ってしまった日から、
ふと気づけば、セフンのことばかり考えていた
朝目覚めた時
通勤の電車の中
お客様を見送って一息ついている時
お風呂の時間
ベッドに入って目を閉じた時
まるで頭の中にｾﾌﾝが住みついているようだった
でも、あれから１週間以上経っても
セフンからは何の音沙汰もなかった
別にセフンからの連絡を待っている訳ではない
それなのに心のどこかで気にしている自分が、すでに振り回されているようで嫌だった
本日最後のお客様を見送り、帰り支度を始める
21：45
今日はいつもより早く仕事が終わったから、久しぶりにスーパーで食材を買って自炊しよう
そう思い、メニューを考えながら片付けを進めていると、テーブルの上の携帯が鳴った
ゴミを集めながら、相手を確認せずにパッと電話に出た
「もしもし？」
SE「電話に出るの早くない？」
少し低めの、微かに笑いが交じった声を聞いた瞬間、無意識に胸が高鳴ってしまった
「セフン……」
SE「良かった。もう、電話に出てくれないかと思った」
電話に出る前にちゃんと着信相手を確認していれば、出なかったかもしれない
いや……違う
セフンだと分かっていても、電話に出るくらいはしていただろう
「何の用？今片付けしてて忙しいんだけど」
わざと冷たく言い放った
……セフンに、隙を見せてはいけない
SE「ずいぶん機嫌が悪いね。何かあった？」
「別に何もないけど」
SE「あ、もしかして、俺が１週間も連絡しなかったから拗ねてんの？」
「そんな…、拗ねるわけないでしょ！」
またセフンによって、ペースが簡単に乱される
もうこれ以上、変なことを言わないでほしい
SE「出張に行ってて本当に忙しかったんだよ
……休む暇も無いくらいバタバタでさ」
「そうだったんだ……」
その瞬間、ホッとしている自分に気づいた
この胸に広がる安堵感は何だろう……
SE「でさぁ、さっきまでやっぱり拗ねてたんでしょ」
「べ、別に拗ねてないから」
SE「素直じゃないね、Aはww」
「もういいから…、何？早く用件言ってよ」
頭の中で警戒音が鳴り響いている
電話に出てしまった瞬間から、危険信号は出ていたんだ
早くこの電話を切らなければ、セフンのペースに飲み込まれてしまう
今日のあなたのLUCKY EXOは？
「ごはん食べましたか？」、ド ギョンス
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mochimochi(プロフ) - 淡藤さん» 淡藤さん、ありがとうございます。原作はもう他サイトを閉じてしまってるんです。 (2020年2月15日 22時) (
レス) id: b59c93255f (このIDを非表示/違反報告)
淡藤(プロフ) - ワクワク、ヒヤヒヤしながら読んでます。続きが楽しみです( ´艸｀)原作も気になります！ (2020年2月15日 18時) (レス) id: 297e6f671a (このIDを非表示/違反報告)
mochimochi(プロフ) - ナルさん» ナルさん、ありがとうございます。もうすぐ次話の公開します (2020年2月15日 14時) (レス) id: b59c93255f (このIDを非表示/違反報告)
ナル - おもしろいです！続き楽しみにしてます^_^ (2020年2月15日 11時) (レス) id: 1f9d59ad4e (このIDを非表示/違反報告)
mochimochi(プロフ) - あいすさん» あいすさん、ありがとうございます！ (2020年2月11日 15時) (レス) id: b59c93255f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mochimochi | 作成日時：2020年2月2日 20時
