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二人きりになった瞬間、何とも言えない気まずさと静けさが店内に広がった


「えっと、、今日はどうしたの?
差し入れなんて珍しいね」


差し入れどころか
セフンが私の店に来るのは2回目で、
開店祝いでジョンインと来たっきりだった



SE「ちょっと気になって。
Aの事だから、失恋を忘れようと
無理して仕事に入れ込みすぎてるんじゃないかと思って」



図星だった、完全に心の中を読まれてる


セフンの勘はたいてい当たってるので、
何も反論できない



「何で分かるかなぁ、ヤんなっちゃう」


SE「Aの事なら、何でも分かるよ」



そう言って、セフンは私を見つめたまま優しく微笑んだ


この不意に見せるふにゃふにゃの笑顔に

子供の頃の面影が見えて少し懐かしさが込み上げた



「セフンも一緒に食べる?サンドイッチ」


SE「ごめん。一緒に食べたいところなんだけど、そろそろ会社に戻らないと」


「じゃあ、サンドイッチ少し持っていく?」


SE「いいから、それはAが食べて。
せっかくAの為に買ってきたんだから」


「うん、ありがとう。じゃあいただくね」



セフンの放った『私のために』という言葉が
弱ってる心を擽った


素直に私がお礼を言うと、セフンは嬉しそうに目を細めた



SE「……A?」


「何?」


SE「この間別れた男と、連絡取ってるの?」



突然テギョンの話をきり出され
一瞬戸惑って言葉に詰まってしまった



SE「……もしかして、連絡来た?」


「き、来てないよ。私からもしてないし」



あんなにキッパリと別れを言われたんだ

連絡なんて今さら取り合うわけがない


完全に立ち直れていなくても
私とテギョンの恋が終わったことは明らかで
自分の中でも受け入れていた



SE「ふーん…。
もしアイツから連絡来ても、絶対無視してね」


「そんな事、セフンに言われなくたって取らないし」


SE「もしよりなんて戻したら許さないから」



セフンの真剣な鋭い視線が私を捕らえる



「なんでそんな事セフンに言われなくちゃいけないの?」



セフンには結婚しようと思っている彼女がいるくせに


どうしてこんな思わせぶりな事をいうのか私には全く理解できない

6→←4


今日のあなたのLUCKY EXOは?

「ごはん食べましたか?」、ド ギョンス


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設定タグ:EXO , セフン , ベクヒョン   
作品ジャンル:恋愛
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mochimochi(プロフ) - 淡藤さん» 淡藤さん、ありがとうございます。原作はもう他サイトを閉じてしまってるんです。 (2020年2月15日 22時) (レス) id: b59c93255f (このIDを非表示/違反報告)
淡藤(プロフ) - ワクワク、ヒヤヒヤしながら読んでます。続きが楽しみです( ´艸`)原作も気になります! (2020年2月15日 18時) (レス) id: 297e6f671a (このIDを非表示/違反報告)
mochimochi(プロフ) - ナルさん» ナルさん、ありがとうございます。もうすぐ次話の公開します (2020年2月15日 14時) (レス) id: b59c93255f (このIDを非表示/違反報告)
ナル - おもしろいです!続き楽しみにしてます^_^ (2020年2月15日 11時) (レス) id: 1f9d59ad4e (このIDを非表示/違反報告)
mochimochi(プロフ) - あいすさん» あいすさん、ありがとうございます! (2020年2月11日 15時) (レス) id: b59c93255f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mochimochi | 作成日時:2020年2月2日 20時

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