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3日後。
鶴丸はやっと目を覚ます。
乱、そして鯰尾、骨喰、厚、薬研と打ち解けた私を見て驚いた表情をしていた。
「いやあ、こいつは驚いた。いつの間にそんな仲良くなったんだ？」
鶴丸の笑顔は冷たいままだ。
乱たちを見た後だとはっきり分かる。
「鶴丸が寝ている間に色々話しましてね。」
「そうか。」
「鶴丸、私を助けてくれたのですよね。」
私は深々とお辞儀をする。
「ありがとうございます。」
「別にいいさ。4人の刀剣男士を助けてくれた借りがあったしな。」
さてと。
そう言って鶴丸は立ち上がる。
「今剣の所へ行くか。」
「ええ。」
私たちは、今剣の部屋へ向かう。
乱に近道を教えてもらい、今日はそちらから向かった。
カチカチ……
カチカチ……
何の音？
辺りを見渡すと、庭に4つの時計が埋め込まれた装置を見つける。
あれが作動している音のようだ。
しかし、どうにもおかしい。
一定の時間が経つと、針が全て4に向かう。
あれは一体…？
「主、どうしました？」
「鯰尾、あれは？」
「あれは時間遡行軍討伐の為に使う、時間遡行装置ですね。…あれ、何で動いてるんだろ。」
やっぱりあれは普通の出来事ではなさそうだ。
「ちょっと調べてみます。」
今剣ごめんなさい。
しばらく待っていて。
私は、装置の前に立つ。
「…これ、誰か使ってるな。しかも、同じ時間を何度も繰り返している。」
骨喰が言う。
何故同じ時間を繰り返すのか。
その時間に何かあるのかしら。
「このままじゃマズいぜ…！検非違使が来るかもしれない！」
検非違使…。
時間遡行軍より遥かに強い相手だと聞いた。
確かにそれはマズい…。
「私、行ってきます。」
「「「「「はあ！？」」」」」
またこいつは無茶を…と言われる。
「あんたが行っても危ないだけだ。俺たちが行くから、ここで待ってろ。」
「…。」
私は鶴丸の言うことに従う。
「監視は…仕方ない、先に部屋にいる薬研にしてもらうか。」
そう言うと、彼らは戦闘服に着替える。
「じゃあ審神者、行ってくる。」
「主さん、刀剣男士を連れ戻すついでに資材も持ってくるから楽しみにしてて！」
「分かりました。気をつけて。」
彼らは装置を操作し、消える。
私は彼らを信じ、今剣の部屋へと向かった。
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作者名：桜花 | 作成日時：2020年4月24日 0時
