白き鶴からの贈り物【刀剣乱舞】 (ページ28)

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「着いた！109ー！」

…何だろう。
私が来ては行けない雰囲気を感じる。
凄く、キラキラしてる。

「ほら主！ぼーっとしてないで早く化粧品見に行こ！」
「ちょ、加州！！」

加州は私の手を引っ張る。

＿＿＿＿＿

そして化粧品売り場へ。
甘い匂いが充満していて苦手だ……。

「主、このアイライナーとかどう？」

そう言って、加州はペンのような物を突きつける。

「よく分かりません…。」

勉強しかしてこなかった私にとって、化粧なんて無縁の物。
見せられてもいい物か悪い物か正直分からない。

「そっか。じゃあ主、俺に着いてきててね。」
「はい。」

私と鶴丸は加州に着いていく。

「ふあんでえしよん…。何とかくりいむ…。ちいく…。女は色んな物を使うんだな。」
「そうですね。」

どれがどれやら…。
加州は色んな化粧品を私の顔の前に持ってきたり、手の甲に塗ったりを繰り返し、色々買った。

「加州、代金は私が払いますのに……。」
「いーよ、助けてくれたお礼にプレゼント！」

私はそんなに大した事はしていないし少し罪悪感が…。
そう思った時、マニキュアが目に入る。

「…加州、マニキュアはいりませんか？プレゼントしてくれたお礼ってことで。」
「何それ笑」

まあ主がそう言うなら。と加州はマニキュアを物色する。

「ついでに鶴丸のも選んでください。」
「りょーかい！」
「ちょ、俺は別に…！」
「私を何度か助けてくれたお礼です。」

そう言うと鶴丸は小声で、…ありがとう。と言いそっぽを向いた。