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廉「なぁ〜いつまで泣いてんの?」
私は永瀬廉の腕の中でおよそ10分ほど泣いた
『えーん、もうちょっと〜』
廉「はぁ〜失恋した女ってめんどいな〜」
『うるさいわね』
こいつってほんと嫌味な奴
さっきちょっと見直した私を殴りたい
こっちは初めての恋で失恋したっていうのに
………って
『え!?』
私は永瀬廉の腕を解いて押した
廉「お前いきなりなんやねん
まだ泣く言うたり、次は暴力振るし」
『あ、あ、あんた
なんで私が失恋した事しってんのよ!』
さっきからサラッと失恋した女って言ってるけど
それって私のことだよね?
コイツ全部知ってたって事?!
廉「そんなん見てたら分かるわ
お前が紫耀の事好きな事も薄々勘づいてたし、泣いてんの見たらどうせ紫耀が桃華に告った所を見たいんやろうな〜って」
『な、なにそれ…なんか恥ずかしいじゃん』
じゃあ、永瀬廉は紫耀が桃華ちゃんの事を好きって事も知ってたんだ
廉「ふっ、お前の事はなんでもお見通しって事や」
永瀬廉はまだ目に残っている私の涙を手で拭いてくれる
廉「あ、でもお前俺という彼氏がいるっていうのに好きな人作ってどういう事や」
やばっ、絶対怒ってんじゃん
その時花火が舞った
『あ、花火だ!!』
何も言えないから花火で話を逸らす
廉「おい、お前人の話聞いてんのか」
私が花火を指さすといきなり永瀬廉が私の顔を両手で挟んで、無理やり自分の顔に近づけてきた
その距離およそ1cm
顔が真っ赤になっていくのがわかる
廉「お前は俺だけ見とけばええねん
はい、返事は??」
『はい…』
私のハイが聞けて満足になったのか、永瀬廉は私の手を取った
廉「よし、行くか」
『え、どこに?』
廉「お祭りに決まってるやん
もう花火始まってるしはよ行くで」
そうイタズラに笑っている永瀬廉と花火大会の会場に向かった
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BLACK永瀬君2が出来ましたー
BLACK永瀬君ではお気に入りが800人以上!
評価が100を超えていて本当に嬉しかったし驚きました。
今回もお気に入りと評価して下さると飛び跳ねるように喜びます…
まだ結構長くなりそうですが、最後までお付き合いして頂けるように頑張ります
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ミミ(プロフ) - もちさん» そう言って頂けて本当に嬉しいです!期待に応えられ頑張りますね(≧∇≦*) (2019年10月26日 22時) (レス) id: 69ce0864de (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - 面白くて大好きです!! 頑張ってください! 応援しています!!! (2019年10月26日 14時) (レス) id: 0830f30708 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミミ | 作成日時:2019年10月12日 15時