私達は、兄弟なの？

21.やっと ページ23

翔吾side






楓「A〜、Aいないとつまんないよ〜。」


今、Aの病室に俺と晴美と楓と希でいる。






涼太と隼と玲於は北人と壱馬に連れられ外へ行った。



三人とも学校には来てるらしいけど後の時間は三人のおじさんの家とAの病室にいて、


あまりにも外にでないから外に出させてほしい、と

剛典くんに頼まれて外につれていった。



そして、Aの兄である四人は直人くんと話をしに行った。






希「今日はみんないい感じの方向にいってるね。」

晴「だねぇ。だからこそAも目を覚ましてほしいんだけどなぁ。」





そんなことを話しながら一時間弱、時間が過ぎた。


すると






翔「A…？」



かすかに繋いでいた手が動いた。




翔「なぁ、A？聞こえてる？」

希「どうしたの？」


翔「Aの手が動いたんだよ!!!」




その言葉に驚き、そして語りかけ始める三人。







、






、







貴「みんな…？」







目を開いてかすかな声でそう言ったA。







俺達は過去最高に喜んだ。


みんなで飛び上がった。








でも、俺達は知らなかった。



これからの治療がどれだけ辛いものなのか＿＿

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